Qduino Mini
Quin Etnyreの新プロジェクト、Qduino Mini boardについて紹介したい。
開始からわずか29時間で目標額に達したこのボードは、Arduino Leonardoと同じATmega32U4をベースに作られたArduino互換だ。しかし、MicrochipのMCP73832とMaximのMAX17048を搭載し、バッテリーチャージャーとバッテリーモニターに対応している。
ご想像のとおり、これがQuinの最初のKickstarterだ（14歳なんだから、初めてで当然だ）。とくに、この2、3年、彼はとても忙しかった。2011年に、12歳という若さで初めてMaker Faireに出展してから、彼は自分で会社を立ち上げ、ホワイトハウスに招かれるなどしていたのだ。
彼の会社では、1年ほど前からSparkFunと共同で、初心者でも簡単にマイクロコントローラーやエレクトロニクスの工作を始められるArduino互換のプラグアンドプレイ・センサーやボードを販売している。彼の新しいボードは、Kickstarterが終ってすぐに、SparkFunが生産と販売を開始する予定だ。彼はそれで何を作るのか、楽しみだ。
「適切なツールさえあれば、すべての年代の、すべての人がMakerになれると信じています」 — Quin Etnyre
QuinにKickstarterキャンペーンについて聞いてみた。
Make: キャンペーンはどんな感じ？
Quin: すごくエキサイティングです！ 助けてくれる友だちもたくさんいて、ほんとうに素晴らしい冒険です。今、SparkFunとボクは、すべてのバッカーに予定どおり報酬を配れるように頑張ってます。これからQduino Miniのためのいろいろなものやチュートリアルをたくさん作って、最新プロトタイプの品質テストを行います。
M: 出荷はいつ？
Q: バッカーへのすべての報酬は夏の終わり（または8月中）にはコロラド州ニオットのSparkFun Electronics社から出荷される予定です。すべてのボードの品質をテストします。SpaarkFunでは（現時点で）1000ユニットを生産することにしています。
M: バッカー以外で買いたいという人は？
Q: ボクたちはゴールの延長を考えてます。もし5万ドルに達したら、SparkFunはQduino MiniをSparkFunの赤いボードで彼らのショップで販売されます。キャンペーンの後に予約を開始します。ゴールが延長できたら、バッカー以外の人たちもSparkFunから直接買えるようになります。
M: オープンソースですよね？
Q: Qduino Miniは、ハードもソフトも100%オープンソースです。だから、誰でもどこでも、リミックスや新しいリビジョンや、新しいアイデアをQduino Miniに盛り込んでコミュニティで共有できて、よりよい製品にすることができます。Makerのみなさんにどんどん新しいアイデアを入れてもらいたいと思ってます。そして、みなさんのプロジェクトがもっと早く簡単になることを願ってます。
M: 次の予定は？
Q: 今、Maker Faire Bay Areaのための大きなプロジェクトをAtmelと進めています。友だちと自撮りした写真をWiFiでQduino Miniに送るためのAndroidアプリを作ろうと考えているんです。このQduino Miniをプリンターにつなげば、写真を印刷できます。そしてそれは、こんな巨大なRGB LEDパネルを接続したArduino Zero（画像処理用）に送られ、写真がそこに表示されます。できれば、RGB LEDパネルとQduino Miniとポータブルプリンターを詰めこんんだバックパックに写真を送れるようにして、ボク（かAVRの人）がMaker Faireの会場を練り歩けるようにしたいと思ってます。
［原文］
