Electronics

2015.12.21

SeeedStudioからWio Link IoTモジュール登場

Text by Alasdair AllanTranslated by kanai

IMG_1812

現在、マイクロコントローラーボードやシングルボードコンピューターは、ほとんどがアプリ開発やモノのインターネットのデバイスの開発にパーフェクトなプラットフォームだと謳われている。私に言わせれば、そのほとんどが「キッチンシンク」ボードだ。なぜなら、問題に対処する際に、なんでも無線技術を投げ入れるからだ。SeeedStudio の新しいWio Linkは、そうしたボードとはちょっと違う。

Wio Linkはプラットフォームというより、エコシステムを形成している。ESP8266マイクロコントローラーを中心に、Seeedの今や広く普及したGrove System用のコネクターが並んでいる。これらはプラグアンドプレイだ。Groveモジュールを接続するだけでSeeedのiOSまたはAndroidアプリケーションが開く。そこにボードを接続して設定すると、自動的にファームウェアが生成されるので、電話機から直接ボードへそれを無線でアップロードできる。

ブレッドボードやジャンパー線がないというだけではない。もっといろいろなことがある。これに使えるセンサーとアクチュエーターがコモディティ化されているのだ。これはセンサーをデバイスとして使うための最初のステップだ。

箱から取り出しただけで、SeeedのIFTTTチャンネルが使えて、基本的なアプリケーションが作れるようになっている。IFTTTのMakerチャンネルを使って、Wio Linkと、いろいろなものと接続できる。また、クラウドベースのREST APIにもアクセスすれば、ボードのファームウェアがお好みのプログラミング言語 (Python、PHP、Javascript など)から直接提供される。ウェブと話ができる言語なら、このボードとも話ができるのだ。

4ff6553f527b995cbad779c264e1fb6e_original

ArduinoやRaspberry Piのようなボードを使い慣れた人には、これは変わったモデルに感じられるだろう。すべての「スマート」な部分は別にあるのだ。つまり、MbientLabsのMetaWear boardsのように、実際のソフトウェア開発は、電話機やクラウドなど、別の場所で行う。その結果、Wio Linkは、ハードウェアハッキング、ラピッドプロトタイピング、製品開発よりもソフトウェアハッキングを目的としたボードということになる。これは、ソフトウェア開発者、またはデザイナーのためのハードウェア開発だ。そしてこれは、今はまだ専門家の知識とされているもののコモディティ化を大きく進めるものになるだろう。

Wio LinkはKickstarterキャンペーンを立ち上げた。寄付者への謝礼もいろいろ揃っている。9ドルのボード1枚(早期購入者用の価格)から、ボード2枚とGroveモジュールがたくさんついて89ドルのデラックスキットまでさまざまだ。出荷は来年の2月を予定している。

原文