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2022.08.26

[Maker Faire Tokyo]メイカーのための物々交換広場(ミニ)by 多摩美ハッカースペース

Text by editor

Maker Faire Tokyo 2022」の「特別講演:(ほぼ)ものを買わないものづくり(久保田晃弘/多摩美術大学情報デザイン学科 教授)」に関連した実験企画として、「メイカーのための物々交換広場(ミニ)by 多摩美ハッカースペース」を会場に設けることとなりました(ブースNo.「E-03-06」)。

特別講演:(ほぼ)ものを買わないものづくりの概要:メイカームーブメントの根底にはずっと「つくれるものは(なるべく)買わない」という精神があった。それは、過剰な生産と無意味な消費のために欲望と自意識を肥大化させる、商業主義のジレンマに対するささやかな、しかし必然的な見直しでもある。新しいものを購入するよりも、すでにあるものをなるべく使うものづくり。持続して欲しい社会を実現するために、ホモ・ファーベルの「Remake:」について考えてみたい。

この実験にご参加いただける方(出展者、来場者)は、以下の紹介文をお読みいただき、交換のための物品をお持ちください。なお、持ち込める物品には、会場内の安全管理などのために制限があります。「注」にてご確認ください。


私たちが何かものを作るときには、必ずといっていいほど、試しにつくってみたもの、あまりうまくいかなかったもの、素材の残りものや、使おうと思って購入したけれども使わなかったもの、使えなかったものがでてきてしまいます。それだけでなく、例えば5年10年前のArduino Duemilanoveや Raspberry Piのような、まだまだ使える旧製品が、引き出しの奥に眠っているかもしれません。

そこで今回のMaker Faire Tokyo2022では、そんなものづくりの過程で、どうしても出てきてしまう不可避の余剰物や忘却物を、メイカーひとりひとりが持ち寄って交換するための小さな場所、「メイカーのための物々交換広場(ミニ)」を設けます。

交換のやり方は簡単です。

①あなたが「交換」したいものを持ってきてください。スペースに空きがある場合は「出品」するだけでもOKです。

②あなたが「交換」するものと「交換」したもの、あるいは「出品」するものを写真にとって、「#メイカー物々交換」のハッシュタグをつけて、Twitterにアップしてください(アカウントがない場合はスタッフに声をかけてください)

③これで物々交換は完了です。広場に今何があるのかがいつでもわかるように、広場の様子をYouTube Liveで常時中継する予定です。


注:
・交換できるものは素材や道具、または機材のみです。
・交換スペースの広さは1ブースあたり30cm角程度です。その中に収まるサイズの物品をお持ちください。
・「Maker Faire Tokyo 2022」出展者募集要項の持ち込み禁止または申請が必要な物品の交換はNGです。
・モノづくりの材料などにならないなどと物々交換広場の管理者が判断した物品はお引き取りできないこともあります。