2009.05.20
3Dプリンターは石器時代に突入
これ、すごいクール。ScienceDailyによれば、ワシントン大学の研究者たちが、3Dプリンター用メディアに変わるアート用のセラミックパウダーを考案した。しかもお値段は1ポンド(約450グラム)あたり30ドルから50ドル。彼らはそのレシピをオンラインで公開している(自分で作れば1ポンド1ドルもかからない)。上の写真は、そのセラミックパウダーで3Dプリントした壺。
5年ほど前、長年にわたり3Dプリンティングを研究してきたワシントン大学工学部教授のMark Ganterは、市販されている高価なプリント用素材に不満を募らせ、とうとう自分で作ることを決意した。そして、彼と学生たちは、少しずつ自家製素材の改良を重ね、高価な素材の代わりとなる、アート用セラミックパウダーと砂糖と、栄養補助食品であるマルトデキストリンの混合物を生み出した。その結果は、このほどCeramics Monthly誌で発表された。ワシントン大学機械工学科の助教授、Duane Stortiと、ワシントン大学の元大学院生、Ben Utelaが共同執筆に加わっている。
彼らが開発した素材の作り方は、Ceramics Monthly誌のこの記事に書かれている。
3-D Printing Hits Rock-bottom Prices With Homemade Ceramics Mix(英語)[ありがとう、Alberto!]
– Gareth Branwyn
訳者から:なにより、景色がいいですねー。いい仕事してます。
[原文]