Electronics

2011.12.19

世界最大のテスラコイル建造計画

Text by kanai

世界最大のテスラコイル(the 30,000-watt Electrum)を作った男が、再び人工雷に向けて動き出した。Greg Leyhとその仲間で作るLightning On Demand(LOD)は、新プロジェクト、The Lightning Foundryを立ち上げたのだ。これは、通常は雷でしか起こりえない超長時間の放電現象を再現しようというもの。
「雷は、どういうわけか実験室で再現するときのわずか1/5の電界強度で巨大な放電を行っているのです」とLeyh。「私がもっとも興味をひかれるのは、この不可思議な現象が200フィート(約60メートル)あたりの距離から始まるということです。それは私たちが現実に建造できる装置のぎりぎりの距離です」
この経済的な電気現象を人間が再現できるのかどうかを確かめたいと考えるLeyhは、Kickstarter でキャンペーンを立ち上げて、10階建ての高さのテスラコイル建造(もちろん彼が持つ最大のテスラコイルの記録を塗り替えるもの)のための資金を集めることにした。2基のコイルタワーは、フットボール場ほどの広さの敷地に設置され、問題の200フィート(約60メートル)を越える長さの放電を可能にする。

Maker Faire Bay Area 2009と2010に来た人は、LODのLightning Foundryプロトタイプの実演を覚えているだろう(上のビデオに映っているもの)。あのショーが好きで、LeyhのLighting Foundry計画を納得できる人は、または、ただ人類史上最大の人工雷を見たいという人も、Lightning Foundryのプレミア公開の特等席を確保しよう。
– Sabrina Merlo
訳者から:Kickstarter で195ドル以上の出資をすると、一般公開の特等席にご招待という特典があります。
原文