Makerムーブメントとは何か? 家族や友だちからよく聞かれる素朴な質問だ。
- 思っていることのほとんどすべてを実体に変えることができる新技術の爆発的な発達から説明を始める?
- 倉庫や図書館やインターネットの中で生まれてきたコミュニティが好奇心と専門知識を結合させたことから話す?
- または、あらゆるタイプのMakerを集結させ、知識の共有や創造を行わせている共通の価値観から話すか?
この挑戦が、ツールや人々やアイデアの多様性、つまりMakerムーブメントそのものを称賛するショートドキュメンタリー、We Are Makersを生むきかっけとなった。
Abilene Christian University出身の映画製作者グループが、ものを作ることを本流にした多くの人々や場所を訪ね歩いた。この映画では、Allan Chochinovが、School of Visual ArtsのMFAデザインプログラムに関する考えを語っている。New York Hall of ScienceのEric Siegelにも会った。彼らは博物館のあらゆる世代のパトロンたちに Maker の話を聞かせている。EtsyのRandy Huntにも会い、個人Makerのための世界規模のマーケットプレースについて聞いた。さらに、個々の事象に厚みや奥行きを与えているハッカースペースやMakerによる新興企業を支える人たちにも会った。
この映画をMakerコミュニティに向けて公開できたことを、とても誇らしく思う。1カ月で66の国の人が見てくれた。このムーブメントが世界に広がる兆しだ。
もっと話を聞きたい方のために、Maker MediaのDale DoughertyやSupermechanicalのDavid Carrたちの、STEM教育、モノのインターネット、Maker経済の成長にとってMakerカルチャーがいかに重要かを語った追加のインタビュー映像もある。
Makerムーブメントは、単にひとつのデバイスでも、コミュニティのひとつのタイプでもない。We Are Makersが、このムーブメントを拡大させる深い人間的価値観を多くの人に伝えられたらと願う。どうぞ、お楽しみください。
著者のKyleは、西テキサスにあるAbilene Christian Universityで、AT&T Learning Studioの所長を務めている。そこで彼は、学生は職員たちに、自分をメディアMakerだと自覚させることに尽力している。
– Ken Denmead
[原文]