2013.11.22
Microsoftがタッチスクリーン用3Dアプリ3D Builderを公開
昨日、私はMicrosoftのプロダクトマネージメント部長のShanen Boettcherに会い、Windows8.1用のタッチスクリーンアプリ、3D Builderについて話を聞くことができた。
まだ実際に触ってはいないのだが、Microsoftは画面写真を何枚か送ってくれた。
3D Builderの組み立てプラットフォームで角度を調整する汽車のモデル
3D Builderの組み立てプラットフォームで角度を調整する汽車のモデル
3D Builderは、スライサーとクライアントソフトと、一般的な3Dプリンター数機種に対応するWindows用ドライバーから構成されていて、ごく普通の人たちが素早く簡単に3Dプリントできるデスクトップファブリケーション環境を提供している。World Maker Faire NYCに来た人なら、Microsoftが行った、3Dプリントと3Dスキャンのためのアプリケーションシリーズに関する驚きのプレビューを覚えているはずだ。3D Builderはその第一弾であり、今後、続々とアプリが登場する予定だ。
Microsoftは3Dプリントが今後は主流になると見て、MakerBotのReplicator 2、3D SystemsのCube 2、PP3DPのUp Plus 2とUp Miniといった人気の一般向けプリンターと手を組んだ。さらに多くのメーカーを3D Builder陣営に引き入れたい考えだ。
現在、3D Builderには、初めてプリントする初心者でも確実にプリントできるよう設計されテストされたオブジェクトのライブラリが付属している。これには、おもちゃの汽車、ナプキンリング、クッキーカッター、ゲームボードなど、簡単にカスタマイズできるアイテムが揃っている。これらのモデルは、ソフトウェアの組み立てプラットフォーム上で、サイズの変更や複製ができる。プリントオプションは、デフォルトではとてもシンプルな構成になっているが、ドラフト品質、速度、密度などを調整できる高度な設定も行える。 ファイルは、STL形式かOBJ形式で書き出し、読み込みができる。
Boettcherによると、MicrosoftはAutodeskとSolidWorksと共同で、Windows 8.1用の3Dプリント用CADを開発しているという。さらに、MakerBot Replicator 2が、全国42店舗のMicrosoftストア(2つはカナダ、ひとつはプエルトリコ)で販売される。
3D Builder は、Microsoftのアプリストアでダウンロードできる。ぜひ使ってみて、感想を教えてほしい。MAKEもこれには注目している。今後の情報にご期待あれ。
– Anna Kaziunas France
[原文]