Electronics

2014.03.24

無線ICタグでゴーカートをマリオカートに

Text by kanai

任天堂のマリオカートを長年プレイしてきた私は、昨日、SXSW Gaming Expoの会場でものすごく懐かしいものを見た。PenzoilがMario Kart: Reimagined(マリオカート再考)という展示を行っていたのだ。ゴーカートコースなのだが、ドライバーがマリオカートのキャラクターになれるというものだ。

ゲームと同じように、コース上にはスピードブースターなどのパワーアップアイテムが置かれている(スピードが落ちるアイテムもある)。このシステムは、無線ICタグとセンサーで構成されている。ドライバーは無線ICタグ付きのリストバンドを装着する。車にもタグが付いている。コース上にはセンサーが配置され、パワーアップアイテムの上をいつ通過したかが確認される。そして、それに従ってアクションが起こされる。このバージョンでは、5つのパワーアップアイテムをゲットするとスピードが増して敵を追い越せるようになる。

Mario Kart

Penzoilのスタッフは、その舞台裏を快くMAKEに見せてくれた。そこでは、かなり複雑なオペレーションがなされていた。センサー、ゲーム状況、カートをモニターするスタッフに加えて、レースの様子をダウンロード可能な映像に編集するための、本格的なテレビ制作チームがいる。彼らは、4人のドライバーのPOVショットと、NASCAR風のカメラワークを編集して映像を流す。上のビデオを見てほしい。では、レインボーロードで会おう!

– Matt Richardson

原文