2014.10.15
Pi Top:3DプリントされたフルサイズのRaspberry Piノート
Pi Topは教育的なキットだ。クラウドファンドのキャンペーンに備えた初期ステージといった感じに見える。基本的なアイデアは、ノートパソコンを自分で組み立てて、そこからいろいろ学ぶというもの。ソフトウェアにパッケージされたレッスンも、このRaspberry Piをベースとしたノートパソコンに付属している。Pi Topプロジェクトの詳細は彼らのウェブサイトで見られる。サインアップすれば、キャンペーンに向けての最新情報もチェックできる。
このプロジェクトに私が惹かれたのは、完全に3Dプリントでノートパソコンのケースを作るという試みの記録を読んだからだ。
キーボードはきっちり収まった。33センチの高さでも、コーナーが正確にプリントされている。
レイヤーの筋がかすかに見えているが、このプロトタイプでは仕上げのヤスリがけをしていない。
ヒンジはとても頑丈だ。ヒンジには金属の丸棒を通している。プリントの裏側は、棒を通しやすいように角度を付けてある。分解しやすいように、強力な透明テープで貼り付けてある。間もなくプリントを行う最終的なプロトタイプでは、この3分の1の薄さになる予定だ。
ケースのサイズはおよそ33×23センチ。プリントにかかった時間は38時間。レイヤー厚は2ミリ。インフィルは30パーセント。素材はPLA。使用プリンターはRostock Max V2 キット。All Metal E3D Hotendを装備。
公差は0.5ミリを見込んでいる。各部分はきっちり合っている。このプロトタイプで400人以上の人にハードウェアの教育を行った。そろそろ摩耗が現れてきた。
すべての写真はreddit で公開されている。プリントに関する詳細は以下のとおりだ。
使用プリンター:Rostock Max V2 kit – All Metarl E3D Hotend装着
フィラメント:PLA 1.75ミリ、ノズル 205、ベッド温度 55度C、速度 70ミリ / 秒
プリント時間: 3つのプリントのトータルで(2つの部品を同時に、2つの大きな部品を別々に)およそ160時間
サポート設定:KISSlicerを使用。Medium support、45 Degrees、Gap(オブジェクトより)1ミリ
De-string設定: Prime 5.5ミリ、Suck 5.4ミリ、Wipe 5ミリ、Z-lift 1ミリ
– Caleb Kraft
[原文]