Fabrication

2014.12.09

3Dプリンターでレコードプレイヤーの修理

Text by kanai

4 turntable Turntable Repair with a 3D Printer

倉庫を整理していたら木箱が出てきた。どうしても開けてみたくなるだろう。このプロジェクトは、壊れた、でも直せば使えそうなレコードプレイヤーを発見したことから始まった。再び使えるようにするには、ちょっとばかり苦労したが、新しく買った3Dプリンターのおかげで、また美しい音楽を奏でてくれるようになった。

箱から出してコンセントをつないでみたが、何も動かない。幸いなことに、故障箇所は、遊び車がすり減っていたのと、そのブラケットが折れていたことだけだった。新しい遊び車は購入した。新しいブラケットはSketchupでデザインしてプリントした。

次なる問題は、ヘッドシェルの紛失だ。レコードから音を拾う針のついたカートリッジを保持するための部品だ。これとまったく同じものを手に入れるのは不可能なので、トーンアームを改造して、一般的なカートリッジが取り付けられるようにした。アームのバランスウエイトを調整すると、うまくいった。あとは、ヘッドシェルのために作った継ぎ手にぴったり合うアームの支えをプリントした。

1turntable Turntable Repair with a 3D Printer

2turntable Turntable Repair with a 3D Printer

4 turntable Turntable Repair with a 3D Printer

3 turntable Turntable Repair with a 3D Printer

5 turntable Turntable Repair with a 3D Printer

新しいプリアンプとスピーカーを接続した。あの「謎の箱」に入っていたプリアンプは修復不可能だった。このプロジェクトのビデオがあるのだが、ここにうまく埋め込むことができなかった。インターネット用に録音してエンコードして、音質は低下しているものの、いい音だ。

– Jeremy Cook

原文