2015.02.27
1400個のLEDを使ったハンダ付けの巨塔
このLEDタワーは、Gislain Benoitがハンダ付けで作った傑作だ。1415個のLEDと2153個の電子部品が使われている。これだけの数の部品を扱える彼の腕は驚きだが、これほどまでに繊細で複雑な装置を作り上げる彼の忍耐力の強さが見てとれる。
解説によると、Benoitは、電子回路にたくさん使われるダイオードをLEDに置き換えたのだそうだ。ご承知のとおり、LEDはダイオードの一種で、電気が通るときに光を放つ。この場合、透明シリンダーの中のタワーにバイナリー信号が流れると、LEDが点滅する仕組みになっている。彼はこう話している。「いくつものライトやスイッチを備えていた初期のコンピューターによく似ています」
タワーの重さは27キロ。高さは1.5メートルと巨大(エレクトロニクスの世界ではね)だ。照明付きの電源は底部にあり、美しいヒートシンクが付いている。他の作品と同様、彼のサインがハンダで書かれている(下の写真を参照)。
Gislainのハンダ付けアート作品はこれだけではない。ハンダ付けの名人芸:驚きの手作り時計(日本語版記事)も先日紹介した。そちらも、もしかしたらこれより凄いかも知れない。ただし、光らないけど。
[原文]