TechShopは、グローバルなメイカースペースとして2つの大きな発表を行った。ひとつは、週7日、24時間営業に移行するというものだ。もうひとつは、フラッグシップショップをフランスにオープンして海外展開を始めるという。
TechShopは2006年にスタートした。Maker、ティンカラー、アーティストなどさまざまな人たちがプロジェクト製作ができるように作られたクリエイティブな作業スペースだ。ちょうどスポーツジムのような会員制で、会員になれば、あらゆる工具や工作機械が使えるばかりか、機械工作、木工、レーザーカットなどのクラスを自由に受講できるようになる。Make英語版 Volume 40でTechShopをはじめとするメイカースペースの特集を組んだが、それ以来、あまり大きな動きはなかった。
営業時間の変更は5月20日から、すべてのスペースで実施される。24時間営業となることで、いろいろといいことが起きるはずだ。締め切りを追われている人や、ベンチャーを立ち上げたばかりの人などにはありがたいだろう。さらに、24時間ハッカソンなどの長時間イベントの開催も可能になる。
海外展開されるということは、プロジェクトを持ったまま海外に行けるということだ。つまり、TechShopの会員になれば、どこのTechShopも使えるようになる。海外でも同じこと。現在、TechShopは、サンフランシスコベイエリア地区に3つ、デトロイト、オースティン、ピッツバーグ、アーリントン、チャンドラーにある。クラスを受講して工作機械の操作許可証を取得すれば、同じルールで運営されているどこのショップでも、その機械が使える。
TechShopからは、何人もの優れたMakerが育っているが、今後はその機会がもっと広がることになる。将来が楽しみだ。
メイキングを楽しもう!
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