3DプリントしたImmortan Joeのシフトノブ
いい映画ほど、クリエイティブなマインドに火を付けてくれるものはない。この夏のヒット作品『Mad Max: Fury Road』（怒りのデス・ロード）は、少なくとも一部のMakerにとってはインスピレーションの塊だろう。ここに、この映画に刺激されて作られた7つの作品を紹介しよう。今すぐプリントできるよ。
頭蓋骨のシフトノブ
Mad Maxシリーズでこの新しい小道具を見たとき、Matt Questは自分の車をアップグレードしようと考えた。QuestはモデリングソフトのMayaを使って、敵役のImmortan Joeの車についていたシフトノブをモデリングした。それには2、3時間かかった。シフトノブは、頭蓋骨、顎、そしてノブの取り付け部分と3つに分かれている。それをMeshMierに読み込み、ひとかたまりのメッシュに変換した。それをFelix 3.0 3Dプリンターでプリントした。
予告編に登場した実際のシフトノブ
Questは、シフトノブはどのシフトレバーにも合うように作るべきだという。日常使うのなら、インフィルはしっかりと入れておくのがよいと彼は助言している。夏の終わりに、彼はアルミ缶を溶かしてアルミ製シフトノブを鋳造する予定でいる。そのほうが見栄えがいいし、長持ちする。Questはいい人なので、自分でも作りたいという人のためにThingiverseでデザインを公開している。
『怒りのデス・ロード』に影響を受けたのはQuestだけではない。Thingiverseにはマッドマックス関連のコレクションが集まり始めている。
ウォーボーイズの記章
ウォーボーイズの印
本物の「ウォーボーイ」であることを証明したい人のために、Questはウォーボーイズの記章も公開している。これをプリントしてコスチュームに貼り付けるのだ。
マッドマックスなボウタイ
お洒落なウォーボーイなら、ボウタイでJoeへの忠誠を誓うこともできる。
Joeのマーク付きキーチェーン。
『怒りのデス・ロード』の登場人物のようは車の運転の仕方をする人はいないと思うが、常にJoeの側の人間でありたいと願う人には、このImmortan Joeのキーチェーンがいいだろう。
Maxのマスク
自分はMaxの側の人間だという人のためにも、いくつか紹介しておこう。
Maxはこのマスクが嫌だったろうが、ThingiverseユーザーのCarryTheWhatがコスチュームを完璧なものにするために作ってくれた。
Maxの肩パッド
市販の皮ジャケットではマッドマックスのコスチュームとしては弱い。ThingiverseユーザーのSeanKFieldsが作ってくれたこの肩パッドをプリントしよう。プリントすれば、ホントの破滅後の世界に浸れる。
Mad Maxショットガン
マックスは丸腰で荒野を彷徨っているわけではない。SeanKFieldsは、完璧なマックスのコスチュームを実現するために、マックスお気に入りの武器である二連式ショットガンも作ってしまった。本物そっくりだから、面倒なことにならないよう気をつけてね。
オマケ：Immortan Joeのマスク
Makerの中には、次元の違う人たちも多い。その卓越した技で私たちを驚かせてくれる。これはプリントできないのだけど、見るだけでも楽しい。
Immortan Joeの酸素マスクのレプリカ
RPFユーザーのLogan（Logan74K）は、Immortan Joeの酸素マスクを作ろうと考えた。このような有機的な形状を作るのに適したZBrushを使っている。さらにクオリティを高めるために、パーツをSLSプリンターでプリントした。
SLSプリントしたマスクのパーツ
プリントができあがると、それを使って型をとり、ウレタンでキャストした。そのほうが作業がしやすいからだ。仕上げに丁寧にペイントした。その工程はRPFページで詳しく見られる。最後に、ゴムのホースや銅のパイプ、それにネジなどが加えられた。すべて揃ってパーフェクトなマスクとなった。
Immortan Joeのマスクを自分でも作りたいという人のために、Loganはキットを販売している。Etsyを見てほしい。
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