私たちのフィードに入ってきたこのツイートが、すごく気になった。Maker Faireでは、自然の地形に関するデモンストレーションをたくさん見てきたが、分水界の構造をケーキで表現したのは初めて見た。
When you work with a hydrogeologist and she makes this awesome aquifer cake and then pours milk on it to show how it works, it makes for a great Monday! #aquifers #waterrules pic.twitter.com/ChcRXHWyzy
— Oklahoma Water Survey (@OKH2O) 2018年7月16日
仲間に水文地質学者がいて、こんな美しい帯水層ケーキを作ってミルクを流し込んで、その役割を見せてくれたら、最高の月曜日になる!
作者のShana Mashburnに尋ねると、もうちょっと詳しい話をしてくれた。
ボーイフレンドのJames Mayと、6時間かけて作りました。私のこのアホなプロジェクトをいろいろ助けてくれました。彼なしには、完成してなかったでしょう。彼は、オクラホマシティーにあるJohn Deere建設機械販売代理店の技術者。私たちは、机に載るサイズのポンプジャック(油井ポンプ)の模型を作って小学校で実演したこともありました。
ケーキは帯水層を表すために作られたのは確実だ。ツイートにはここまでしか書かれていない。でも、なぜケーキを使おうと考えたのか、味はどうだったんだろうか?
私は、米国地質調査所とオクラホマ大学のオクラホマ水質調査所で、15年以上、水文地質学の分野で働いてきました。私には2人の子どもがいて、誕生日にはいろいろなケーキを焼いてきました。私の仲の良い友人が火山のケーキを作ったのを見て、実際に機能する帯水層のケーキが作れたらいいだろうなと考えたのです。もちろん、いちばん上のブラウニーから、スポンジケーキ、ライスクリスピーまで食べました。甘かったです。雨はに、食用着色剤で青く染めたココナッツミルクを使いました(乳製品がダメな仲間がいたので)。最終的に、ケーキはびしょびしょになったため、それほど魅惑的な味ではありませんでしたが、ブラウニーはびしょびしょになっていませんでした。
どんなプロジェクトでもそうだが、ひとつ作った後は、次はもっといいものを作りたいという意欲がわくものだ。Shanaは、かなり高いゴールを定めた。
こういうケーキをもっと作りたいと思っています。井戸を追加すれば、分水界での水の減少が、井戸の水位にどう影響するかを説明できます。川を作って、川と地下水が関連していることも教えたいと思っています。
被圧帯水層の断面図:地下水の環境は大きく不圧帯水層と被圧帯水層とに分かれる。数千年単位の古い地下水は化石水なので、水を押し出せるほど圧力がない。
地層の重ね方を詳しく知りたい人のために、Shanaは、作り方がわかる何枚かの写真を見せてくれた。
[原文]