Arduinoは新型ボード、MKR1000を発表した。モノのインターネット(IoT)開発用のボードだ。
このボードは、「ネットワークの知識をあまり持っていないMakerでもWiFi接続が使えるようになる理想的なソリューション」とArduinoのZoe Romanoがボード発表の記事で述べている。
アメリカ国内ではArduino MKR1000という名称で、他の地域ではGenuino MKR1000という名称で販売されるこのボードは、Atmel ATSAMW25をベースに、オンボードWiFiとCryptochipを搭載している。製品紹介のページでは、まだ価格に関する情報はない。
この新型ボードの宣伝のために、ArduinoはMicrosoftと提携して、これを使ったプロジェクトのアイデアを提出したMakerに1000台のボードをプレゼントすることにした。
「私たちはMakerコミュニティーに感謝したかった。そこで、発明家も、アーティストも、Makerも、ホビイストもプロも、開発者も、みんなArduinoを使うよう支援すること以外に、その方法はないと思ったのです」とRomanoは書いている。
コンテストのガイドラインは柔軟だ。Romanoは環境センサー、ゲーム、拡張現実、ロボティクスなどを例としてあげている。Microsoftが絡んでいるということは、ソフトウェアはUniversal Windowsアプリとして書く必要がありそうだ。
応募者から3名が選ばれ、Maker Faire Shenzen、New York、Romaのいずれかに正体される。さらに、Adafruitの500ドル分の商品券ももらえる。
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