この2年間で、Makerムーブメントに関する最大の問題として、Arduinoブランドが、同じ名前の2つのグループに分裂してしまったことが挙げられる。
この話は、関係者の間でいくつもの曲解が重なり、非常に困難な問題と思われてきた。しかし、World Maker Faire New Yorkにおいて、Arduinoの創設者、Massimo Banzi と、Ardino.orgのFederico Mustoは、2つのグループが和解に応じて、ひとつのグループに再結成されることを発表した。
「今日はArduinoの歴史の中でも最高の日です」とBanziはArduino.ccブログに書いている。「これで私たちは、建設的な対話と大きな革新によって、教育、Maker、IoTといった分野でArduinoの新しい道を進めるようになりました。Arduino財団は、オープンソースエコシステムの中のArduinoコミュニティの核としての価値を、これまで以上に高めることができます。これぞ、新しいArduinoの始まりです!」
この和解により、Arduinoブランドの供給元はひとつとなり、海外向けにArduino.ccグループに付けられていたGenuinoの名前はそのラインのひとつとして残ることになる。
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