Crafts

2016.11.15

「ミドリ」スタイルの手帳(トラベラーズノート)を作ろう

Text by Gareth Branwyn
Translated by kanai

ハロー、私はGareth Branwyn。ノートの愛好家だ。これまで、Maker’s Notebookを含むいろいろなノートをデザインしてきた。うちには恥ずかしくなるほど大量のまっさらな日記帳のコレクションもある。

だから、LinnのDarbin Orvarチャンネルで紹介されていた動画が気になったのも自然なことだ。その動画では、彼女は「ミドリ」スタイルの日記帳の作り方を披露している。これは、革の表紙で、ノートのページやその他のものを簡単に追加できるように、ゆるく閉じたシステム手帳だ。手帳全体を綴じているゴム紐の下に挟み込むだけ。全体を綴じているゴム紐は革の表紙の表側にも出ていて、使わないときはそれを使って閉じておくことができる。

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これを製作するのに必要な道具は、たいていどのうちにも揃っているだろう。切るもの、押さえるもの、穴を開けるもの、それにページを作るためのプリンターだ。材料としては、革と、ノートの表紙にする厚紙と、ノート本体用の紙だ。Linnは、布で作ったポケットも加えていた。こうしたものを作るには、ミシンも必要だろう。

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Linnはまず、革を切り出すことから始めている(251×265ミリ)。そして、その背になる部分に手帳を綴じるための5つの穴を開けた。そこに、手帳を挟んだり、全体を閉じるためのゴム紐を通した。

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カバーができたら、次にノートの表紙となる紙をプリントして、綴じるための穴を開けた。彼女はそこに3種類の紙でノートを作った。白紙のページ、ライン入りのページ、そしてマス目入りのグラフ用紙だ。

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カバーとノート本体ができたところで、Linnは新しいアクセサリーを作ることにした。布製のポケットだ。片側はサイズいっぱいに使った大きな袋になっていて、反対側は小さなポケットに小分けされている。小銭やクレジットカードや名刺などが入る。入れたものが落ちないように、ポケットにはフラップも付いている。

私はこのプロジェクトに大いに刺激を受けた。自分でもひとつ作って、もうひとつはクリスマスのプレゼントにしようかと思う。この手帳にはカスタマイズできる余地がたくさんある。ノートには、どんなマス目や模様も自由にプリントできるし、表紙も自由にデザインできる。自分だけの情報コーナーを作ってもいい。クリエイティブな可能性に満ちている。

自分でデザインしたエンボスやスタンプを革のカバーやノートの表紙に押したらどうだろう。工夫次第でいろいろと自分だけのブランディングができる。カバーのサイズをミドリの手帳と同じに作れば、ミドリ用のアクセサリーを買って入れることもできる。また、ミドリのカバーだけ買って中身を自分で作ることも可能だ。オプションはたくさんある。私はすでに、自分だけのデザインの手帳について、さまざまなアイデアを思いついている。

訳者から:「ミドリ」というのは日本の文具メーカーのミドリの「トラベラーズノート」のことみたいです。

原文