Electronics

2018.08.29

隠しカメラの暴き方

Text by Mike Senese
Translated by kanai

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小さくてどこででも使えるので、家庭用の監視カメラはよく見慣れた存在になっている。それだけに、目の前に置かれていても、日常の風景に溶け込んでしまう。また、いろいろなものにカメラが搭載されるようになったことで、私たちは、日常生活を撮影されることに慣れっこになってしまった。

とは言え、他人の様子を、本人の許可なく、または知らない間にこっそり撮影するのは悪いことだ。しかし、ネットで検索すると、そうした目的のために作られたカメラがぞろぞろ出てくる。それらに比べたら、GoProやBaby Camなどは、ラスベガスのネオンサインと同じぐらい巨大で目立つ存在だ。

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普通に購入できる隠しカメラを並べてみよう。

・フォトフレーム型カメラ
・LED電球型カメラ
・腕時計型カメラ
・ペン型カメラ
・メガネ型カメラ
・目覚まし時計型カメラ
・煙感知器型カメラ
・洋服掛け型カメラ
・卓上ランプ型カメラ>
・壁掛け時計型カメラ
・充電器型カメラ
・出口標識型カメラ
・ケーブルモデム型カメラ
・ネジの頭型カメラ
・USB充電器またはUSBケーブル型カメラ

別に闇サイトへ行かなくても、普通に買える。アマゾンでも売ってるし、ほとんどがプライムで手に入る。変な世の中になったものだ。

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こうした隠しカメラは、どうやったら暴くことができるのだろう。難しいこともあるが、いくつかの手はある。

赤外線信号を見る
カメラには、目に見えない光で部屋を照らす赤外線LEDが使われていることが多い。暗い部屋で見ると、ぼんやりと赤い光を放つ。変な光を感じたら、それは隠しカメラの光かも知れない。スマホには、紫色に光るアクティブ赤外線が使われている。

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もっと積極的に赤外線を探したいなら、赤外線監視カメラを使うといいだろう(USBの安いやつがネットで買える)。これで部屋の中を撮影すれば、肉眼には見えない光源がスポットライトのように見える。

電子音に聞き耳を立てる
隠しカメラのような機器が発する信号を受けて、携帯電話からパチパチという電子音が聞こえることがある。怪しい箇所に携帯電話を近づけると、謎の信号が拾えるかも知れない。

レンズの反射を見る
スマホ用アプリや、ちょっと値段ははるが隠しカメラ探知機を使うと、これがわかる。スマホのライトをつけて部屋の中をぐるりと照らしてみよう。カメラがあれば、レンズからの反射光が見える。うまく隠してあっても、お見通しだ。

無線信号をスキャンする
ワイヤレスのカメラは、なんらかの信号を発している。通常は電波だ。隠しカメラ探知機なら、この信号をピンポイントで捉えることができる。

怪しいデバイスを発見したら、電源を切り、警察に通報するよう専門家は訴えている。どうぞ、ご安全に!

原文