2018.10.18
フォトレポート:AdafruitオフィスとLimor Friedの夜
ニューヨークの街を訪れた初日の夜、私はAdafruitへ、Limor FriedとPhil Torroneに会いに行った。
Adafruitは、大変に忙しい会社だ。創業から13年の間に、同社はニューヨーク市のトップ製造業者のひとつに上り詰めた。そんなわけで、約束の時刻は夜の9時15分。仕事が終わって、毎週放映しているライブキャスト「Ask an Engineer」と「Show and Tell」が終わった後の時間だ。そのため、人々が一生懸命に働いているところは見られなかったが、おかげで仕事に邪魔をされることなく、ゆっくり社内を見学して話を聞くことができた。
Adafruitのオフィスは、マンハッタンのSoHo地区にある。大量の製造を行っているのは10階建ての建物の最上階だ。そこには製造機械が完備されていて、電子製品が大量生産され、テストされ、箱詰めされて、出荷されている。部屋の片側には大型の自動工作機械が並び、反対側には、それよりも大きな部品の整理棚が置かれている。その間で、大勢の従業員が動き回り、いたるところに組み立てやテストのためのテーブルがある。その真中に、Adafruitの創設者、Limorのデスクがあり、彼女はそこで休むことなく働いている。
その場所を見学させてもらいながら、私はこの会社とMakerコミュニティーの詳しい近況を聞いた。Adafruitの成功は、Limorとスタッフたちに、Makerムーブメントの発展とその方向に関して独特な視点を与えている。その後、私たちは話を切り上げて解散した。私は、以前にここを訪れたときよりも、ずっと強い感銘を受けた。
Adafruitの電子回路に微小な部品をハンダ付けするサムスン製の工業用マシン。製造ラインには、それぞれの機械が2台ずつ動いている。1台が故障しても製造が滞らないようにするための配慮だ
ボードへの配置を待つ部品のリール
ハンダづけが終わった6つのMetro Express M4ボード。まだ大きな基板につながったままだ
コンテナいっぱいのCrickitコントローラー。Adafruitによれば、これは発売後たちまち、もっとも多く使われているロボティクス用コントローラーになったとのこと。そのことは後にDigikeyも認めている
自社製のボードテスト機器
Circuit Playgroundのパペットたち。Adafruitでは、こんなかわいらしいエレクトロニクス教育も行っている
Limor Friedが飾った雑誌の表紙を引き伸ばしたポスター
Ask an Engineerのカメラの前に立つ気分はどうだろうと思ってなかった? こんな感じだ
Adafuitのオフィスの中央に陣取り、無数の仕事をさばくLimor
[原文]