2020.07.20
オンラインライブイベント「DIY MUSIC on DESKTOP」は7月25日(土)19:00スタート。出演者とタイムテーブルを発表します! #DIYMUSIC
いよいよ今週末、7月25日(土)に迫った、Maker Faire Tokyo / Kyotoのスピンオフ企画第2弾「DIY MUSIC on DESKTOP」の出演者とタイムテーブルが決まりました。当日はご自宅で好きな飲み物など飲みながら、楽しんでいただければと思います。
なお、本イベントのハッシュタグは「#DIYMUSIC」です。音楽に関係するプロジェクトをお持ちの方は、当日このハッシュタグで公開していただいて、一緒にイベントを盛り上げてください! またライブの感想なども、このハッシュタグにてTweetをお願いします。
●イベント概要
・日時:7月25日(土)7月25日(土) 19:00-21:00(終了時間は予定)
・配信方法:MAKE日本版公式YouTubeチャンネル(配信URL:https://youtu.be/viIktfY17sk)
●スタッフ
・司会・運営:The Breadboard Band
・オンライン舞台監督:イトウユウヤ
●タイムテーブル
・ソルダリングシンセサイザー/Soldering Synthesizer|ねや楽器/Neyagawa Instruments
・MIDIメカニカルシステム×M5Stack MIDI Module2|necobit
・MODS (Machine Orchestra in a Distant Society)|Team MODS
・Mechanized Instruments|Yuma Takeshita
・P-Code on (YOUR) DESKTOP!!|HAUS++
・京都 Orchest-Lab「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」 電磁楽器 on DESKTOP|京都 Orchest-Lab「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」
・ADDAADDA|Qux
・「予め吹き込まれた音響のないレコード」|城一裕
●出演者プロフィールとプロジェクト紹介(出演順)
ねや楽器/Neyagawa Instruments
ねや楽器/Neyagawa Instrumentsはバカバカしくて新しいヒューマンインターフェイスを提案するプロジェクトです。
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ソルダリングシンセサイザーはハンダゴテを使って演奏する新感覚のリズムシンセサイザーです。ハンダショートでリズムパターンを変えるだけでなく、抵抗やコンデンサなどのチップ部品を直接取り替えることで、ドラスティックな音色変化を楽しむことができます。
necobit
電子楽器で使われるMIDIという信号を使って世の中のすべての物を動かすことを目標に色々な基板を作っている、のだが、よく脇道にそれて全然関係ないものをつくりがち。主にMakeして表に出がちな黄色いハゲと、笛を吹いたり曲を作ったりするハゲてない方のヒトと、よく邪魔をしに来る猫2匹のユニット。
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M5StackをMIDIデバイス化できるM5Stack用MIDIモジュールと、MIDIケーブルを挿してデータを送るだけでメカを動かせる基板を使って、M5Satckシンセとメカのデスクトップミニセッションをします。DAWやMIDI系ガジェットからメカを動かすと想像以上に楽しいです。
Team MODS
“How to make almost anything” をテーマにデジタル・ファブリケーションを学ぶ “Fab Academy” を、Fablab鎌倉とFablab関内から2020年に受講するメンバーで構成されるチーム。コロナウィルス対策に伴う外出自粛期間中に、「マシンを作る」課題に各自の自宅で取り組む中で、各マシンがリモート環境からリアルタイムに合奏することを目指して結成された。
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各自の家に設置した自作の電子楽器でオーケストラを実現する、リモート社会ならではの試みです。MQTTを使ってインターネット経由でリズムやコードを同期します。今回のパフォーマンスは3名(おそらく)がそれぞれの自宅から行います。Wifi、ネット、MQTT、マイコンなどの処理遅延により、人間よりもモタるかもしれない機械たちの可愛いらしさをお楽しみください。
竹下 勇馬
楽器を自ら設計、製作、演奏し、東京を拠点として国内外で活動中。
https://nr-ytmusic.tumblr.com/
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DCモーターを動力に、スライダクランク機構によってフェーダーを操作、物理的な要因による速度の違いや挙動、微妙なズレを楽器に落とし込む試みです。モーターから発せられるノイズをマグネティックピックアップにより増幅、速度を操作(時には無理やり)することで音色を変化させる楽器なども。
HAUS++
P-Codeの開発とデモンストレーション、および機関誌の発行を中心とした活動を行う研究機関。P-Codeはリズムマシンのパターンをテキスト形式で記述するアイデアをベースに開発されているライブコーディング用の言語で、単純な文字の組み合わせで様々なリズムパターンを演奏できます。今回は誰でも参加可能なオンライングループチャット形式でパフォーマンスを行います。
https://play.p-code-magazine.haus
*P-Codeの仕様について
https://github.com/p-code-magazine/p-code
*機関誌001、002を下記にて販売中
https://p-code-magazine.github.io/magazine
https://transbooks.center/downloads/works-10/
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P-Codeはリズムマシンのパターンをテキスト形式で記述するアイデアをベースに開発されているライブコーディング用の言語で、単純な文字の組み合わせで様々なリズムパターンを演奏できます。今回は誰でも参加可能なオンライングループチャット形式でパフォーマンスを行います。
「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」(京都 Orchest-Lab)
「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」(通称:ニコス)は、アーティスト/ミュージシャンの和田永が中心となり、あらわゆる人々を巻き込みながら、役割を終えた電化製品を新たな「電磁楽器」へと蘇生させ、徐々にオーケストラを形づくっていくプロジェクト。
そのプロジェクト協業チーム「京都 Orchest-Lab」です。
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「京都 Orchest-Lab」にて開発が進む電磁楽器の中から、DESKTOPにぴったりな選りすぐりの楽器達を用いた演奏動画になります。バーコードリーダーの読み取り信号を直接音として鳴らす楽器《バーコーダー》をはじめ、そこから派生して生まれた《ミニタワーファンコーダー》や《バーコーディスク》、旧型ボール式マウスの電気信号を直接音として鳴らす《マウスクラッチ》、スキャナの読み取り信号を直接音として鳴らす《スキャノン》といった、オフィス用品としてDESKTOPで用いられる電化製品達を改造した楽器を使っての演奏。
使い古された電化製品たちが本来の役割から逸脱し、机上から音を奏で始めます。
Qux
Qux(キュー)は専攻がバラバラの大学生がなんとなく音が好きという理由で2018年2月に結成し、現在は4人で活動しているものづくりグループ。最小55mm角の小さくてかわいいアナログモジュラーシンセサイザーを作っている。オシレータ、VCO、VCA、VCFなど、シンセの基本要素だけでなく、制御電圧を出すKeyboardやアナログディレイなども開発している。優しさと力強さの両方を備えたサウンドをQuxのシンセは紡ぎ出す。
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自作のアナログシンセサイザーのモジュールを一台の机の上で組み合わせ、4人の演者がネットワーク越しに同時に演奏するライブパフォーマンスである。アナログシンセから奏でられるサウンドには一切のデジタル信号処理がなされず、荒々しくかつ繊細な音が配信される。接続されたモーターが疑似的な手指としてつまみやボタンを操作し、LEDがどの演者が操作しているのかを可視化する。演者と楽器の物理的な距離によって生ずる通信の遅延は演奏における相互作用に新たなアプローチを要求する。このプロジェクトは、演者からコンピュータ(AD)、コンピュータからモーター(DA)、シンセからコンピュータ(AD)、コンピュータからオーディエンスのスピーカー(DA)のAD→DA→AD→DA変換を経て、アナログシンセの音をリアルタイムで届ける挑戦的な試みである。
城一裕
1977年福島県生まれ。博士(芸術工学)。音響学とインタラクションデザインを背景とした現在の主なプロジェクトには、参加する音楽の実践である「The SINE WAVE ORCHESTRA」、音響再生技術の常識を再考する「Life in the groove」、音・文字・グラフィックの関係性を考える「phono/graph」などがある。
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「予め吹き込まれた音響のないレコード」(2012〜)は、コンピュータの画面上でベクトル画像として描いた波形をアクリル、木、紙といった素材からなる盤面に溝として直接刻み込み、一般的なレコードプレイヤー上で、録音無くして任意の周波数の音を生成させる、というものです。今回のプログラムでは、自宅の机の上(デスクトップ)で、既存の音源や楽器の演奏に頼ることなく音楽が作れる、ということをリアルタイムでお伝えできれば、と考えています。
参考資料
– 城一裕、金子智太郎、「紙のレコード」の作り方
-予め吹き込むべき音響のないレコード編-、2013