想像してほしい。盲導犬のリードを握っていて、右方向に引っ張られる感覚がしたら、または停止を感じたら、でも犬がいなかったら? それが、Blinedbot(ブラインドボット)がもたらすものの本質だ。
Makerspace ETH Zurich(チューリッヒ工科大学メイカースペース)で生まれたBlindbotは、光学認識技術を用いて視覚障害のある人たちをガイドしようというプロジェクトだ。動画を見てもわかるとおり、驚くほどの経路検出能力を備えている。音や手に伝わる振動といったフィードバックもあり、障害物やドアの存在を教えてくれる。
技術的な詳細は公表されていないが、非常に効果的に、いくつもの任務を果たせるプロジェクトに思える。犬のほうがいいという人も多いだろうが、動物の世話をしたくないという人も、かなりの数にのぼるのではないだろうか。
このプロジェクトが生まれたメイカースペースは、2016年にチューリッヒ工科大学でスタートした。2万人の学生が利用し、80人のボランティアが運営している。このスペースについてもっと詳しく知りたい方は、彼らのウェブサイトを見てほしい。
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