Kids

2024.10.03

完全非接触クレープ、減圧蒸留器が作る新しい香りのカクテル、Scratch制御のトースター。食文化を進化させるフードメイカー ―Maker Faire Tokyo 2024 会場レポート #4

Maker Faire Tokyoの広い会場を歩いているとお腹がすく。甘い香りに誘われた人々でにぎわうのがフードメイカーのブースだ。完全非接触の調理ロボットで焼きたてクレープの試食を提供していたモリロボ、お花や果実のみずみずしい香りを体験できる巴波重工の卓上減圧蒸留器、Scratchで制御するプログラミングトースターのブースを紹介しよう。

Other

2024.10.02

「テクノロジーの自在な解釈が開かれる現場としてのMaker Faire」:Maker Faire Tokyo 2024ステージレポート #1

本記事は、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS])に執筆していただきました。

Maker Faire Tokyo 2024の2日目に行ったこのセッションでは、Maker Faireとはそもそも何だろうかと振り返りつつ考え、生成AIのように先端的で影響力の大きなテクノロジーが台頭する時代におけるこのイベントの意義を「技術論」の観点から考えることを試みました。以下の文章は、当日の発表原稿を再構成したものです。

Fabrication

2024.10.01

軽トラの荷台の工房、独特の美しさがある太ノズル、セラミック3Dプリンター、そして多色造形の日本地図まで、より多彩にディープになった3Dプリンターの世界 ― Maker Faire Tokyo 2024 会場レポート #3

3Dプリンターはメイカー活動の便利な道具としてすっかり浸透している。そんな中で、3Dプリンターで独特の使い道を追求していた展示を紹介したい。

トラックの荷台に工房を作る

色とりどりのパネルで作られた外壁は3Dプリンター製

Tsukasa-3D(C-02-01)氏は移動する工房を作ることにした。軽トラックの荷台に3Dプリンターで小屋を組み立て、中には3Dプリンターを入れている。外装はすべて3Dプリンターで出力した。1つひとつのパネルは中空で、中に断熱材を入れている。