Science

2015.07.10

6歳の子どもが作った霧箱(宇宙線検知器)

楽しい科学プロジェクトを見て、何か新しいことを学ぶより、自分の4分の1の年齢の子どもから見て学ぶことのほうがすごい。6歳になるSamathaは、ドライアイスと家にあるものを使って、簡単に素早く霧箱(宇宙線検知器)を作る方法をビデオで紹介している。

宇宙線は非常に強いエネルギーの放射性粒子だ。ほとんどが電子とミューオンでできている。人間の五感では宇宙線を感じることができないが、宇宙線検知器を作れば、小さな宇宙線を、光の筋や飛行機雲のようなものとして、目で見られるようになる。

Science

2015.06.04

水中翼の振動を利用する発電機

「水力発電」と聞いて水車の回転運動を連想することが多いと思いますが、この発電機は魚の尾びれのような水平運動によってエネルギーを取り出します。2つの翼をギアで連動させることで、連続動作を可能にしている模様。シンプルで面白い。

この実験を行った津山高専・細谷研究室は、このシステムを受動翼水車と呼んでいるようです。同研究室ではほかにも水中ロボットや環境流体に関する様々な実験を行っています。

Science

2014.10.10

手作り電気自動車マンハッタンを行く

若さの泉などないなんて、誰が言った? 近ごろのニューヨークの街中は、何台ものテスラやらスマートが走り回って、最新鋭の技術を見せびらかしている(道路の穴を注意深く避けながらね)。しかし、それらより40歳以上も年上で、カナルストリートからバイワリー、ブロードウエイにかけて、路上にある何よりも愛されている車がある。それは何を隠そう、製造ラインから出てきたばかりだ。1970年製フォルクスワーゲンや廃棄されたフォークリフトの部品を使い、完全に電気で走行する車として再び輝く若さを取り戻したのだ。

Electronics

2014.07.22

テスラタワー復元計画

ロシアの物理学者のチームは、ニコラ・テスラの幻の計画を現代のテクノロジーを使って復活させ、世界規模の無線電源送信システムを実現させようとしている。その資金を彼らはIndiegogoで募っている。

158年前に生まれたテスラは、1902年、ニューヨーク州にウォーデンクリフ・タワーを建設した。彼はこの60メートルのタワーの頂上に設置された巨大なコイルから、電離層を利用して大西洋の向こう側との間で正確に電気的共鳴を調整し、大量の電気エネルギーを効率的に送ろうと考えたのだ。

Electronics

2013.02.27

ブリザードによる3日間の停電を乗り切る

南部ニューイングランド地域に住む人はみな同じだが、我々も強烈なブリザードに襲われた。3日間停電しただけでなく、道路は倒れた木でふさがれたし(物資の供給ラインが絶たれた)、天然ガスのヒーターも電気が来なければ使えない。だから、その3日間をどうやって乗り切るかを考えなければならなかった。大変な事態だが、わくわくするチャレンジでもあった。

数日間停電することは、このあたりでは珍しいことではない。なのでうちでは普通に備えをしている。