Electronics

2015.07.16

電卓自作に役立つキーパッドの作り方

Text by Takumi Funada

オリジナルの電卓は作ってみたいもののひとつじゃないでしょうか。Arduinoでも作れそう。ハードウェアで大変なのはキーパッドですね。4✕5個くらいのキーがどうしても必要になりますが、デジタル入出力ピンでマトリクスを組むとピン数が逼迫してしまう。LCDや他の機能のためにピンを残す必要があります。

上の動画はしなぷすさんが作ったArduino電卓。キーパッド部分をみると、配線の量が少ない。その代わり抵抗器がいっぱいならんでいる。キーパッドが接続されているのはアナログ入力ピンです。つまり、キーパッドの状態をAD変換で取得している。これなら信号線は1本で済んじゃう。

この方法をしなぷすさんは自分のサイトで詳しく説明しています。分圧抵抗の値を計算するツールも公開している。

I/Oピン一つで読み取れるキーパッドの製作
抵抗分圧器を使った、多くのスイッチのセンシング
I/Oピン一つで読めるキーパッドの設計サービス

ライブラリとサンプルスケッチもあるので、キー入力の部分はすぐにメドが立ちそうですよね。