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2017.05.02

修理カフェを増やそう

Text by Gareth Branwyn
Translated by kanai

私の友人が私のFacebookウォールにこの動画を投稿するまでは、修理カフェ(Repair Cafe)のことは知らなかった。これが流行だとは知らなかったが、そうと知って私は興奮した。

私は、家電品や電動工具などをすぐに思いついた。そうしたものを修理するのが好きだからだ。しかし、どこが悪いのかを突き止められるだけの知識がない。もし、修理カフェに持ち込んで、知識のある人といっしょに作業ができたら、修理ができるし、勉強になるし、どうやってメンテナンスをすればよいか、また壊れたときにどこを直せばよいかも学べる。また、そこでは私も地元のMakerの力になって、いわゆる「永遠の哲学」(今あるものをできるだけ長く利用すること)を広めることができるかも知れない。言うことなしだ。

修理カフェの発祥地はアムステルダムだが、ヨーロッパ中に広がっている。repair café .orgのウェブサイトもあり、登録されたカフェの世界地図もある。

場所が固定されたカフェ(基本的にメイカースペース)もあれば、教会や図書館などの公共スペースで開かれるイベントの形態をとるものもある。今では、街に多くのメイカースペースやハッカースペースがあり、図書館にもメイカースペースが併設されたりもしている。修理カフェ・ナイトが開催されるのも自然なことだ。地元の社会にとって、楽しくて、役に立って、教育的なことができる素晴らしい方法だ。

修理カフェは、既存の修理屋さんや技術者の仕事を奪い、議論を呼ぶ可能性もあるが、カフェの運営者たちは、壊れた物を捨てる代わりに修理するという習慣が身につけば、修理やメンテナンスを行う持続可能な文化を生み出すことになり、いずれは、みんなの利益になると主張している。

原文