2013.05.21
Arduinoが無線Linuxボードを発表
今日、Arduinoは新しい無線製品を発表した。ArduinoアーキテクチャとLinuxを組み合わせたArduino Yúnだ。これは同社のWi-Fiラインの最初の製品となる。Arduinoではこのボードが、LinuxのパワーとArduinoの使いやすさの両方を引き出してくれると期待している。
Arduino広報室はこう話している。「Yúnとは、中国語で雲を意味します。さまざまなウェブサービスに、Arduinoから直接、簡単に接続できることを目的としています」
ボストンのオートメーションエンジニアリング企業、Dog Hunterとの共同開発によるこのボードは、基本的にはLeonardo(ATmega32U4)にWiFi Linuxボードを内蔵したもので、Linino(MIPS Linux改良版)によってXMLなどのテキストベースの形式に対応し、その他のHTTPトランザクションを行う。プログラムは、WiFiでも、通常のUSB接続でもできる。また、Twitter、 Facebook、Foursquare、FedEx、PayPalなどのデータにアクセスするためのワンストップAPIを、Tembooと開発している。
価格は69ドル(税抜き)。仕様は以下のとおり。
技術仕様
- マイクロコントローラー ATmega32u4
動作電圧 5V
入力電圧(推奨)5V、microUSB または PoE 802.3af 経由
入力電圧(上限)6-20V
デジタル I/O ピン 14
PWM チャンネル 7
アナログ入力チャンネル 6(デジタルピンの6本はマルチプレックス)
I/O ピンあたりの直流電流 40mA
3.3V ピンの直流電流 50mA
フラッシュメモリー 32KB(ATmega32u4)うち4KBはブートローダーに使用
SRAM 2.5KB(ATmega32u4)
EEPROM 1KB(ATmega32u4)
クロック速度 16MHz
内蔵Linuxマシン
- MIPS 24Kプロセッサ最大400MHzで動作
DDR2 32MB Ramおよび8 MB SPI Flash
完全なIEEE 802.11bgn 1×1 APまたはルーター
USB 2.0ホスト/デバイス
poE互換802.3af
MicroSDカード対応
– Andrew Terranova
[原文]