2008.12.16
2008年版オープンソースハードウェア製品完全ガイド(各種キット、プラットフォーム編)
編集から:Arduino編の続きです。
ArduinoベースのUAV – オープンソースの無人航空機
ArduiPilot – UAV 用ナビゲーション
ArduPilotは、オープンソースのArduinoプラットフォームをベースにした安価なナビゲーション専用オートパイロット。現在はベータ版。簡単に組み立てられるキットとして発売される予定(SMD部分は基盤にはんだ付け済み、その他のスルーホール用部品ははんだ付けが必要)。
価格: $30.00
BlimpDuino – オープンソース飛行船用UAV
BlimpDuinoは非常に安価なオープンソースの自動航行飛行船。Arduinoベースの飛行船制御ボード、オンボードの赤外線および超音波センサー、光学式RCモード用インターフェース、推力偏向(角度調整)差動スラスター2基を搭載した簡単なゴンドラ、地上設置型赤外線ビーコンから構成されている。マイラー樹脂製風船本体付属でキットで市販されている。
特徴:
- 超音波およびIRセンサー込みで重量17グラム
- 2基のモーターと1基の梶用サーボを制御
- ラジコン接続機能を内蔵 (推進と舵の2チャンネルに対応)
- 7.4v LiPoバッテリー対応。バッテリー保護のため電圧低下の際には自動カットオフ
価格: 約$100
Paparazzi – オープン自動航行システム
Paparazziは、非常に高度で汎用性の高い自動航行システムのための、自由でオープンソースのハードウェアおよびソフトウェアのプロジェクト。コミュニティーからの支援によって発展している。このプロジェクトには、電圧安定器、GPS受信機、Kalmanフィルタリングコードといった航空機搭載用ハードウェアとソフトウェアに加えて、モデム、アンテナ、高度に進化した使いやすい地上操作用ソフトウェアインターフェースといった常に発展を続ける地上用のハードウェアとソフトウェアも含まれている。すべてのハードウェアとソフトウェアはオープンソースで、GNUライセンスに合意すれば誰でも自由に使うことができる。
価格: 設定なし – PPZUAV も見てね。
ライフスタイルと娯楽 – ネット接続型の目覚まし時計から自転車用のLED POV まで
Chumby – オープンソースの Wi-Fi お手玉型目覚まし時計
Chumbyは、インターネットの好きな部分を、わかりやすくて、ずっと消えなくて、いつも新しい形で見せてくれるデバイス。パソコンの外に開いたインターネットの窓といった感じ。天気情報やニュースや有名人のゴシップやPodcastや音楽などを、ワープロや表計算から離れた別の場所で見せてくれる。ChumbyをWi-Fiネットワークに繋いで、パソコンから30のカテゴリーの1000種類のガジェットからラインナップを作るだけ。新しいガジェットはどんどん生まれている。あとはChumbyにお任せ。スポーツのスコア、株式、ビデオクリップ、ゲーム、写真、トリビアな情報など、好きなものをストリーミングで見せてくれる。Bunnie(開発者)は、すべてのハードウェアをオープンソースにしたので、もしあなたがこの手のハッカーなら、ものすごく安いLinuxコンピューターとしても使える。
価格: $179.95(編集から:日本でも公式に発売が開始されました。詳しい情報はchumby日本公式サイトでどうぞ)
SpokePOV – 自転車の車輪で光るアートを作ろう
Spoke POVは、簡単に作れる電子工作キット。自転車の車輪をディスプレイに変えてしまう。自由に使える回路図が含まれている。あとはオープンソフトウェアとビットマップ画像をダウンロードするだけ。画像は自由に編集できる。必要な部品はすべてキットに含まれている。
特徴:
- マウンテンバイクまたはBMXの車輪のスポークに取り付け可能
- 30個のLEDが両面に配置され(BMX用は22個)、回転時の解像度は256ピクセル
- 単三乾電池2本から3本で10時間以上駆動(3000mAhアルカリ電池を使用してLEDの50%で画像を表示した場合)
- 充電式ニッケル水素単三電池も使用可能
- 高輝度の赤、黄、緑、青のLEDが付属
- 3分後に自動切断
- ソフトウェアは、Mac、Windows、Linuxに対応。シリアル、パラレル、USB接続が可能
- すべてスルーホール用部品を使用。キット初心者に最適
- 画像がきれいに表示される速度は(マウンテンバイクの場合)、スポーク1本使用の場合で時速24キロ、2本の場合は時速16キロ、3本の場合は11キロ。完全な画像にならなくてもクールです
- 夜間の走行では横からの視認性が高まり、安全性が大幅に向上
- 砂漠でのテスト済み
価格: $37.50
miniPOV – 空中に文字を書こう!
第三世代のMiniPOVは、はんだ付けやマイクロコントローラーのプログラム方法を勉強したい、あるいはLEDが点滅するオモチャを作りたいと考えている初心者に最適のキットだ。このバージョンは、PC(Linux、Unix、Windows)とMac(MacOS X:USBシリアルコンバーター付き)で使える。
価格: $17.99
Brain Machine – 脳ミソをハックしよう!
自分の脳ミソをハックしよう! 体を楽にして、メガネとヘッドフォンを装着して、目を閉じ(LEDはすごくまぶしいからね)、スイッチを入れる。深い瞑想の世界を漂い、幻影を楽しみ、内なる宇宙を見つめる。そして14分間のプログラムが終了すると、気分はスッキリ。Sound and Light Machines(SLMs)が脳波の周波数に同調するサウンドと光のパルスを生みだす。これが人を眠らせたり、目覚めさせたり、瞑想させたり、とにかくマシンにプログラムしたとおりの意識状態を体験できる。このキットなら、既製品を買うよりもずっと安い価格でSLMが作れる。これを簡単に使う方法は別にもある。既存のマイクロコントローラープロジェクトをハックする方法だ。AdafruitのMini-POVキット(上記参照)は、ファームウェアを入れ替えて、ハードをちょっといじるだけでSLMになる。
価格: $34.99
Digg button – Diggしよう! 物理的にね! ポケットの中のケビン・ローズだ!
ウェブサーバーを立ち上げる面倒もなく、自分だけのソーシャルブックマークを携帯できる。このキットには、Diggボタンのプリント基板と必要なすべてのパーツが含まれている。電池も2本入ってくる。工具だけは入ってない。初心者向けに設計されているので、多少のはんだ付けは必要だけど、はんだ付け未経験者でも、簡単に作ることができる。このキットの代金のうち1ドルは、ネット上の権利を守る団体、Electronic Frontier Foundation(EFF:電子フロンティア財団)に寄付されることになっている。
価格: $15.00
Peggy – 最大にして最高のLED掲示板
窓に飾ったり、恋人へのギークなバレンタインメッセージを送ったり、ぶっとんだお誕生カードにしたり、ボストンの住民を震え上がらせたりできるLED掲示板だ。使い方は自由。汎用性が高い高輝度LEDディスプレーだ。どう設定して何を表示させるか、それはキミ次第。
価格: $79.95
Botanicals – 水分が足りなくなると、植物が自分でTwitterにメッセージを送る。ホントだって!
Botanicalls Kitは、観葉植物自身が人間に助けを求められるようにするもの。植物とTwitterをオンラインで結び、投稿されると携帯電話に知らされる。植木鉢の水がなくなると、これがTwitterに投稿する。そこであなたが愛を示すと、感謝の言葉が返ってくる。Botanicalls Kitには、植物がネットワーク通信をするために必要なすべてのハードウェアが含まれている。土の中に差し込まれた湿度センサーから、簡単なはんだ付け作業で作れる検知回路に信号が送られる。すると、オンボードのイーサネットポートからインターネットを通じてTwitterに書き込みがなされる。この書き込みは、オンラインでも確認できるし、携帯電話に送ることもできる。はんだ付けが初めての人でも大丈夫。手順ごとに詳細な写真付きで丁寧な組み立て方の解説がオンラインで見られる。このキットには、葉っぱ型のプリント基板、Arduinoベースのマイクロコントローラー、各種電子部品、イーサネットアダプター、電源、テスト用の短いイーサネットケーブルが含まれている。インターネットへの有線接続環境が必要。それから、もちろん観葉植物もね。
価格: $99.00
Open GPS tracker – オープンなトラッカー
Open GPS Trackerは、20ドルのプリペイド携帯電話に接続するだけでGPSトラッカーになる小さなデバイス。テキストのコマンドに応答し、動きを検知し、正確な位置を送り、グーグルマップなどの地図ソフトに位置を示す。ファームウェアはオープンソースなので、カスタマイズが可能。
価格: $75.00
LED Micro-readerboard kit – マイクロコントローラーの勉強ができて、最高のクリスマスツリーの飾りが作れる!
このオープンソースのかわいいマイクロコントローラーのキットは、マイクロコントローラーの可能性を教えてくれる。リーダーボードは、あらかじめプログラムしたメッセージ、たとえば “MAKE” のようなアルファベットの単語を1文字ずつLEDディスプレイに表示する。
価格: $15.00
Liberlab – オープンソースの研究室
オープンソースプロジェクトのLiberlabの狙いは、非常に安価な(20ドル)デジタル実験セットを自分で作って使うことで、多くの人たちに科学実験教育を広めることにある。Liberlabはまた、ロボティックス、オートメーション、マンマシンインターフェース、インタラクティブアートの研究にも応用できる。
価格: $20
YBox – アルトイズの缶に入るDIYセットトップボックス
YBox2はDIYネットワーク用セットトップボックス。テレビに接続すれば、カスタマイズしたインターネットのコンテンツを表示させることができる。実験できる新しいプラットフォームを探している人にピッタリ。ビデオとインターネットのためのコアは組み立ても簡単で、すぐに使えるようになっている。YBox2の性能を確認するためのサンプルのウィジェットもいくつか用意されている。すべてオープンソースなので、ここから別のものに発展させてもいい。Parallax Propellerチップをいじってみたいと思っていた人には、YBox2は、山ほどアクセサリーのある元気なプラットフォームとなるだろう。キットにはプリント基板と必要なすべてのパーツが含まれている。はんだ付けが必要。組み立ては簡単だが、部品点数が多いので、作業には2時間ぐらい見ておいたほうがよい。
価格: $75.00
USB7 – 6桁LEDディスプレイキット
USB7は、USBポートのあるほとんどのコンピューターに6桁の7セグメントLEDの表示板を接続できるというもの。アルファベット、数字、数多くの記号を使って、視認性の高いメッセージを表示できる。一般的なUSBケーブル1本で通信と電源の両方をまかなえるため、シリアルなどの太く邪魔くさいケーブルは必要ない。簡単なバーチャルシリアルポートプロトコルで標準のASCIIキャラクターを転送するだけで、USB7の性能が最大限に引き出せる。AVR-CDCプロジェクトをベースにしたUSB7は、Windows XP、Windows 2000、OS X、数々のLinuxファミリーに対応。
価格: $25.99
Twitchie – オープンソースのロボットキット
Twitchieはオープンソースの多目的ロボットキット。人をびっくりさせたり怖がらせたりする機能を有するだけでなく、人を愛し慈しむパワーもある。いわば自動哀愁機だ。いい大人が叫び出す。眠っていた母性本能がパッと目覚める。こんなロボット見たことない。自分で作れるよ。
価格: $99.95
Trippy RGB Waves kit – 動きで世界に色を
テーブルの上にチェスの駒程度の大きさのライトがいっぱい置いてあると想像して欲しい。それぞれは独立している。どんなふうに並べてもいい。それぞれが個別に、ゆっくりと色を変化させる。その上で手を振ると、色の波が起こり、それは手の動きを追いかける。このすばらしい、安価なキットの本領は、そんな風に発揮される。作ったのは、TV-B-GoneやBrain Machineを生んだクリエイター、Mitch Altman。
価格: $10.00
“Spy Tech” 特集と困ったさんのために作られたオープンソースのハードウェア
WaveBubble – オープンソースの携帯電話Wi-Fi妨害機
自動チューニング式で広帯域のポータブルRFジャマー。小型軽量でカモフラージュも簡単。ちょうどタバコの箱にピッタリ入る。内蔵のリチウムイオン電池で2時間(携帯電話など2バンドの場合)から4時間(コードレスホン、GPS、Wi-Fi、Bluetoothなど1バンドの場合)駆動する。電池は、ミニUSBコネクターか4ミリのDCジャック(標準サイズ)で充電可能。または単四電池3本でも動く。出力はハイバンドで0.1W、ローバンドで0.3W。有効範囲は最適なアンテナを装着した場合で半径約20フィート(6メートル)。内蔵アンテナのみ、または適合性の悪いアンテナを使用した場合は有効範囲は狭くなる。自動同調はデュアルPLL方式なので、このジャマーを作る際にはスペクトラムアナライザーは必要なく、このWave Bubble 1台でさまざまな周波数帯域の電波を妨害できる。ここが、今市販されている他社製品と違うところ! RFバンドの調整は、PCにUSBで接続して、画面の指示に従って新しい周波数をタイプするだけ。複数の周波数帯域をプログラムできる。電源スイッチを入れ直すごとに、メモリーに保存されているプログラムに順番に切り替わる。
価格: キットの販売はしていない。材料費はおよそ$200
SIM Card reader kit – 携帯電話のSIMカードをハックしよう。データを完全に消去。
これは、SIMカードとスマートカードの実験や解析のためのリーダー/ライター。キットを組み立てれば、カード用の読み書きソフトが使えるようになる。この機能を使って、SIMカードのデータのバックアップ、消してしまったSMSや住所録の復元、過去10回分の通話記録の確認などに利用できる(リーダーと名前はついているが、書き込みもできる)。 キットにはプリント基板と部品が付属している。工具、9ボルト電池、SIMカード、シリアルケーブルは含まれていない。とても簡単に組み立てることができ、はんだ付けが初めてという人でも、作業は1時間程度で終わる。
価格: $17.00
TV-B-Gone – あらゆるテレビを消す!
いたるところにある液晶テレビにうんざりしてない? 食事の間ぐらいコマーシャルから開放されたいでしょ? 道の反対側からテレビを消してやりたくならない? そんなあなたにTV-B-Goneキット! ハックしよう! このウルトラハイパワーでオープンソースのキットは、すでに大人気のTV-B-Goneのキット版。作るのも楽しいけど、使うのもまた楽しい。組み立てはとっても簡単。はんだ付けの経験のない人でも大丈夫。
価格: $21.99
音楽 – 耳をオープンにしよう。
Daisy MP3プレイヤー – 唯一のオープンソースMP3プレイヤー。ZUNEより売れてるよ!(多分ね)
オープンソースのMP3プレイヤーが見つからない? ボクもそうだった。そこでご提案。自分で作ろう。Daisyは簡単に作れるポケットサイズのオープンソースMP3プレイヤーだ。
特徴:
音質はiPodと同等。Daisyは65,000トラックにアクセス可能。48KHz WAVファイルおよびMP3ファイルを再生可能。iPodと違うのは、バッテリー交換が自分でできるという点。しかし、Daisyの最大の特徴は、Arduinoを初めとする非常に多くの種類のデバイスとの接続が簡単にできること。Makerにとって完璧なMP3キットだ。キオスクや展示物やアートインスタレーションや、とにかく思いつくものに簡単に組み込めるからね。
価格: $114.95
Cellular Automata Video Synthesizer Kit – テレビに映せるオープンなオートマタ
セルラーオートマタやビデオシンセサイザーを楽しめる、簡単なキットだ。組み立てが完成すれば、普通のテレビにコンポジットのNTSCビデオ入力に繋いで、エンドレスなビジュアルとサウンドのパターを楽しむことができる。Critter & Guitari製。すべての部品はスルーホール。加速度センサーを搭載した基板付き。マイクロコントローラーはプログラム済みだから、プログラミングの必要はない。はんだゴテだけあれば、すぐに作れる。
価格: $49.95
AVR- SYNTH – MIDIでオープンな音楽ハック
AVR SYNTHは、モノラルな”バーチャル・アナログ”シンセ。Jarek ZiembickiがAtmel AT90S8535マイクロコントローラーをベースに開発したものが元になっている。彼の目的は、簡単なマイクロコントローラーがサウンドシンセサイザーとして使えるかどうかを確かめることにあった。結果はどうだったかって? AT90S8535はフロントパネルスイッチ、POTSサービス、MIDIメッセージの受信と処理、サウンド生成など、すべてのタスクをこなしてくれた!
価格: サイトを見てね
x0xb0x – オープンソースのRoland 303クローン
x0xb0xは、そんじょそこらのMIDIコントロール式TB-303クローンとはワケが違う。x0xb0xは、オリジナルのローランドの完全コピーで、完全なシーケンサーを備えている。シーケンサーは、オリジナルの303とまったく同じやり方でプログラムができる(というか、私見だけど、オリジナルより簡単)、さまざまな出力フォーマットを使って外部のシンセのコントロールもできる。トラックメモリーは128バンク。パターンメモリーは64バンク。これらはオンボードのEEPROMに保存される。バッテリーバックアップの必要はない。
価格: $350.00
Aurora 224 – オープンソースのDJミキサー。オーディオとビデオと色をミックスする
AuroraはUSB電源で使える標準的なDJスタイルのマルチチャンネルミキサー。リニアチャンネルフェーダー2つ、シングルA/Bクロスフェーダー1つ、バックライト付きボタン8つを装備。24個のバックライト付きノブでエフェクトを操作できる。Auroraは単なるMIDIコントローラーと違い、環境ライティングのコントロールも行える。お気に入りのMIDI対応ソフトとの連携も簡単。
価格: 共同注文のみ
FireFly – オープンソースのかわいいギターアンプ!
Fireflyはax84.com(真空管アンプのコミュニティーとフォーラム)で一躍有名になった真空管式のギターアンプ。Fireflyのプリント基板は、真空管アンプの初心者にも簡単に作れるようにできている。この基板はオープンハードウェアなので、パターンを無料でダウンロードして自分で作り替えることもできる。面倒な人は1枚19ドルで購入できる。作り方の解説はFirefly PCBのサイトからダウンロードできる。
価格: $19.00
ゲーム – ちょっと遊ばない?
Game of Life – LEDでコロニーを作れ
1970年、ジョン・コンウェイは1人で遊ぶ『Game of Life』というゲームを考案した。これは数学的なゲームで、その人口密度に応じて”コロニー”が成長したり衰退したりするというシミュレーション。ランダムに有機的な模様を作り出すものとしても知られている。そしてこれは、コンウェイのGame of Lifeをプレイするための簡単な電子工作。1つ作って机の上に置くこともできるし、たくさん作って繋げて大きなディスプレイを作ることもできる。オリジナルの設計はDropout Designによるもの。このリビジョンにはいくつかの機能が追加されている。組み立てはとっても簡単。電子工作は初めてという人にもうってつけだ。繋げて遊ぶこともできるから、ワークショップにも最適。
特徴:
- 3インチ四方の基板に4×4のLEDグリッド(LED 16個使用)
- いくつでも、どんな形にでもモジュールを繋げて大きな画面を作ることが可能
- 単三電池2本(別売)で駆動。USB電源またはAC電源用に改造も簡単
- 電源スイッチ付きで、電気を節約やゲームのリセットが可能
- コロニーが全滅したり停滞状態になると自動的にリセット(世代交代)
- 旧バージョンと下位互換。
価格: $17.50
Meggy Jr – RGB
Meggy Jr RGBは、独自のピクセルスケールのビデオゲームが作れるハンドヘルドプラットフォーム。ディスプレイとして8×8のRGB LEDマトリックスがあり、使い心地のよい大きなボタンが並んでいる。ハンドルはカスタマイズ可能。Lo-Fiなオーディオ変換器と、ライフ、スコアー、弾数、レベルなどの表示に使えるLEDも装備している。Meggy Jr RGBは絶対に欲しくなるキットだ。Meggy Jr RGBは高速で、プログラム可能で、オープンソースで、ハックが可能。そして何より楽しい。8×8のRGBマトリックスのディスプレイは十分なピクセルを提供する(192 LED要素)。さらに、8つの補助用LEDを加えれば200要素となる。頑丈な6つのボタンには程よいクリック感があり、プログラミングインターフェースが複数あるので、確実にプレイ内容をコントロールできる。
価格: $65.00
Build Your Own Electronic Game Kit – サイモンみたいなゲームだけどオープン
もともとはMaker FaireのためにGrand Idea Studioが作ってくれたもの。Build Your Own Electronic Game Kitは、電子工作やはんだ付けの世界に初心者を誘う、特別に作られたキットだ。
特徴:
- 完成すれば、あの人気記憶ゲーム『サイモン』みたいなゲームが遊べる。加えて、光なし、音なし、反転、高速プレイなどのオマケ機能付き
- キットには必要なパーツがすべて含まれている。マイクロプロセッサーはプログラム済み。専用プリント基盤、電池も含まれている。はんだゴテとはんだとニッパーさえあれば、すぐに組み立てられる
- 組み立て解説書、パーツリスト、ゲーム解説書は、すべて基板の裏に印刷されている
- このキットは、このガイドに掲載されることを記念して、オープン化されました! Joe に感謝!
価格: $24.95
Mignonette Game Kit – 70ビットのゲーム天国!
Mignonetteは、はんだ付けやマイクロコントローラーやゲームプログラミングを学ぶために自分で作る電子ゲームコンソール。数年前にドイツで発表されたMignon Game Kitの影響を受けて生まれた。Mignonetteは、シンプルなオリジナルのデザインに、2色表示ディスプレイと、まったく新しいゲームプログラム用ライブラリーを加えて発展させている。子供にも最適(10歳以上)。
特徴:
- ATmega88マイクロコントローラー
- 5x7ピクセルの2色LEDディスプレイ
- 4つの入力ボタン
- 小型スピーカーでサウンド再生(イヤホンジャック付き:親に優しい)
- Munchゲームがプログラム済み
- 標準の6ピン AVRコネクターを使って完全にプログラム可能
- 電池式(単三電池3本)
価格: $34.95
Drawdio – オープンソースの音楽鉛筆!
Drawdioは絵を描くと音楽が鳴る電子鉛筆。初心者に最適のキットだ。簡単に作れて、すっごく楽しい。基本的にはすごくシンプルな音楽シンセサイザーで、鉛筆の芯を導電体に使って音を変化させるという仕組み。紙の上に音楽を描けるという楽しいプロジェクトだ。
特徴:
- 単四電池1本で数時間駆動(ほとんど死にかけた電池でも使えます)
- どんな鉛筆も使用可能(シャープペン、普通の鉛筆)
キットには2Bの鉛筆が1本付属。芯は柔らかいほうが望ましい - すべての年代がアホみたに大喜び
価格: $19.50
Fusebox – めちゃくちゃレトロなオープンソースのゲームコンソール!
Fuzeboxは、完全なオープンソースのDIY 8ビットゲームコンソールだ。これは特に、プログラムの知識が少々あり、自分でゲームデザインやゲーム製作やデモ製作ができる人を対象にしている。完全機能のコアはバックグラウンドで走り、ビデオとオーディオはそちらで処理されるので、ゲームのコードはクリーンでわかりやすいものにできる。キットには、プリント基板、プログラム済みのチップ、はんだ付け済みのビデオチップを含む必要なすべての部品が含まれている。ひとつを除いてすべての部品はスルーホールなので、簡単に組み立てられる。しかし、作業には1〜2時間を要する。はんだ付けの経験のない人には難しい。
価格: $70.00
プラットフォーム – 物を作るための物を作る!
BugLabs – オープンなレゴみたいなコンピュータープロジェクトを作ろう!
BUGは、簡単に使える電子モジュールの集合体。組み合わせることで、いろんなガジェットが作れる。それぞれのBUGmoduleには特定のガジェット機能が与えられている(カメラ、キーボード、ビデオ出力など)。どの機能を組み合わせるかを決めるだけで、あとはBUGがうまくやってくれる。だから、組み合わせの変更や試行錯誤も簡単。BUGと、統合的なプログラミング環境やオンラインコミュニティー(BUGnet)が組み合わされば、誰もが革新的なデバイスやアプリケーションを作って、プログラムして、みんなと共有できるようになる
価格: $349.00 より
Beagle boards – コミュニティーから生まれてDigi-Keyが作った!
Beagle Boardはウルトラ低価格の高性能低電力、OMAP3ベースのプラットフォームだ。BeagleBoard.orgコミュニティーのメンバーが開発して、Digi-Key(くわしくはこちら)から販売されている。Beagle Board用の周辺機機や関連商品はすべて大歓迎。同じデザインを利用する”競合”プロジェクトだからね!
価格:$149.00
Gainer – アーティストのためのオープンハードウェア!
Gainerは、ユーザーインターフェースとメディア・インスタレーションのための環境だ。Gainer環境を使うと、ユーザーはセンサーやアクチュエーターをFLASH、Max/MSP、ProcessingといったPCのさまざまなプログラミング環境から扱えるようになる。
価格: サイトを見てね。
(編集から:Gainerは、トリガーデバイス、メカロボショップ、スイッチサイエンス、共立エレショップ、アールティで入手可能です。また同じ開発チームによる新しいツールキット、Funnelのハードウェアも米国で販売開始されました。詳しくは公式サイトでどうぞ)
MAKE Controller kit – ロボットに、アートに!
次世代のモジュラーファミリー。プログラマブルコントローラーボードだ。MAKE Controller Kitは、プログラムは楽しいようにでき、物理デバイスとの接続も楽々。センサーやモーターなどを直接繋ぐことができる自己完結型のユニットで、これ以外にハードウェアは必要ない。シンプルで標準的な機能がチップにプログラム済みだから、すぐに実験を開始できる。MakingThingsから無料のソフトをダウンロードすれば、プログラミングやインターフェースもすぐにできる。Atmel SAM7Xプロセッサー、ARM7、32ビット、256K Flash、64K SRAM、最大 55MHz、48 MIPS、イーサネット、 256K EEPROM。こりゃ怪物だよ!
ビッグニュース! このガイドを記念して、これもオープン化されたよ! Makingthingsに感謝!
価格: $109.00
バイオ/医療 – オープンにして人々を救おう。
OpenEEG – オープンソースの脳波測定機のデザインとキットと完成品
ニューロフィードバックとかEEGフィードバックに興味のある人は多い。これは脳の活動状態を自分で意識しながら行う精神トレーニング方法の総称だ。精神的な能力を伸ばす効果が大きいとされている。これを、脳とコンピューターとを繋ぐインターフェースの開発に役立てようという人もいるし、単に自分の脳波を見てみたいという人もいる。市販されているEEG機器は、遊びに使うには高すぎるのが難点だった。
価格: サイトを見てね。
人工装具技師のためのオープンな人工装具 – CADデザイン
Open Prosthetics Project(オープン人工装具プロジェクト)は、人工装具の分野での便利で革新的なアイデアを生みだし、そのデザインを無料で共有するというプロジェクト。ユーザー、デザイナー、資金提供者が協力し合い、ここで生まれたデザインを、誰もが自由に使ったり、それを元に製作したりできるようにオープンソースにすることを目的としている。このプロジェクトと、関連する支援サイトを利用して、積極的なユーザーによるコアグループが形成され、開発スピードが上がり、ここで生まれた革新的アイデアの業界に与えるインパクトがさらに大きなものになることを目指している。
価格: 寄付
電話 – オープン、おうちにデンワする!
P04 Four Port IP-PBX – オープンソースのAsteriskボックス!
このプロジェクトの目標は、電話システムの無料のハードウェアデザインを提供すること。ハードウェアとソフトウェアはいずれもオープン。ハードウェアデザインをコピーするのも改造するのも再利用するのも自由。完全な内蔵型、Asterisk IP PBX(複数のアナログポートまたはT1/E1を含む)は、数百ドルで作れる。PCは必要なし!
価格: $290.00
Openmoko – オープンソースの携帯電話だ!
Openmokoは、オープンソースのソフトウェアスタックを持った携帯電話を提供するために生まれた。Openmokoは、現在、Neo FreeRunnerを一部のユーザーに先行販売しており、より多くのソフトウェアが開発できた段階で一般向けに販売する予定。このデバイスは、ソフトウェアだけでなくCADファイルも公開されている。LinuxWorld 2008では、回路図の公開も表明している。
価格: サイトを見てね。
3Dプリント – 自己複製機で複製!
RepRap – なんでも立体プリント
RepRapはReplicating Rapid-prototyper(高速試作機を複製)の略。実用的な自己複製が可能な3Dプリンター、つまり自己増殖マシンだ。プラスティックの層を重ねてパーツを作る。この技術はすでに存在しているが、市販のマシンはいちばん安いものでも3万ドルはする。しかも、自己複製機能はない。そこで、RepRapチームは、高度な自己複製機能付きの、うんと低コストなマシンを開発することにした(材料費は500ドル)。おかげで、発展途上国の小さなコミュニティーや、先進国の個人にも手が届くようになった。
価格: サイトを見てね。
Fab@Home – 立体でいろんなものを作ろう。それもオープンに!
Fab@Homeは、ファバー(fabber)、つまりデスクトップで何でも作ってしまうマシンを作ったり使ったりするプロジェクト。そのウェブサイトでは、ファバーを自分で作ったり、買ったり、それを使って立体オブジェクトを作ったりするのに必要なすべての情報が提供されている。このサイトで公開されているハードウェアのデザインとソフトウェアはすべてオープンソース。自分でファバーを作れば、いろんなデータをダウンロードしてプリントできる。いろんな素材を試したり、プロジェクトをアップロードして共有したりも可能。上級のユーザーは、ファバーを改良して使っている。
価格: $2,750.00より
その他/保留中のもの… MiniMig – Minimig(Mini Amig の略)は、FPGAを使ってAmiga 500を再実装するというオープンソースのプロジェクト。OpenCoresが母体となり、CPU、周辺機機、その他のデバイスのオープンソースのコア(論理デザイン)を支援する開発者のコミュニティーを形成しようとしている。OpenCoresは、Wishboneと呼ばれるオープンソースのオンチップインターコネクションバスの仕様を管理している。Elphel camera – オープンソースのカメラプロジェクト。Megasquirt – オープンな燃料噴射装置のプロジェクト
資料:
- オープンソースハードウェアって何? 1つの出発点…
- MAKE で紹介したオープンソースハードウェア(英語)
- Open source hardware presentation – Limor Fried & Phillip Torrone(英語)
- “Open hardware” gift guide 2006(英語)
- Open source hardware gift guide 2007(英語)
[原文]