2013.11.05
Maker Faire Tokyo 2013 2日目 Photoレポート
大盛況のうちに幕を閉じたMaker Faire Tokyo 2013。
2日目の様子を写真でレポートします。
Project Telemba。お掃除ロボットルンバとタブレットを接続するキットの試作品。Google Hangoutのアプリケーション経由で遠隔地から自由に操作できます。
技術少年出版の8bitマイクロコンピュータキット「Legacy8080」。1975年に世界で初めて発売された8bitマイクロコンピュータキット「Altair8800」と互換性があります。CPUの内部構造の学習からアセンブラプログラミングまで体験可能で、コンピュータの原点を子供たちに学習してもらうために開発されました。
「Handie」。通常数百万円はする筋電義手を安価に開発するプロジェクト。パーツは3Dプリンタで造形し、デザインにもこだわった作品。The James Dyson Awardにノミネートされており、11月7日には結果が発表される予定です。
プレゼンテーションでは、オートデスクのCEO、カール・バスさんが、自身が作ったモノを紹介しながら、アメリカのMakerムーブメントの状況について解説。
Instructablesの日本語化についても発表しました。
日本科学未来館7階のイノベーションホールでは、写真集「イプシロン・ザ・ロケット」の発売を記念して、JAXAの職員さんの解説付きで、イプシロンロケットとH-IIBロケットの打ち上げ音響体験会を実施。燃料の種類による発射音の違いを爆音で堪能しました。
カガクノートさんのエッグランディングチャレンジ。決められた時間に、支給された材料と工具でのみで、高いところから卵を落としても割れないような機体を作り、実際にそれを落とします。卵を上から落とすときには、会場全体でカウントダウン。割れた、割れないで一喜一憂。ただタマゴを落としているだけなのに、科学の原点に立ち返るようなワークショップでした。
こちらは日本未来科学館の職員さんによる出展。生き物のエネルギーを生み出す「ATP合成酵素」の制御メカニズムをLEGO®ブロックで再現するというプチワークショップです。
今年はこれまでにも増して出展者、来場者とも子供が多い印象だったMaker Faire Tokyo。
ロボット相撲に使うロボットを披露してくれた男の子。はじめは見た目中心でロボットを作るのだけれども、大会に出るようになると重心を低くして、武器をつけたりするなど、負けないような工夫をするのだとか。
OtOMOさんからきたスクラッチンドン屋さん。(ScratchがプリインストールされているRaspberryPiをつかったウェラブルコンピューティングのワークショップの作品です)。
解体すれば軽トラに積載可能な屋台。「コドモのための組立式一坪ショップ」と題しつつ、実は親父の隠れ家でした。デコレーションは奥さまの手によるものだそうです。
マルノカミさんのオリジナルキャラクター。
イシダカツミさんの「DreamWaver」。波紋を制御し、観察するための装置。ただゆらぐ水面に光を当てているだけなのに、とても美しい作品でした。
おなじみ脱力系技術もたくさん。
4コマ漫画専用ブラウザ「kobo」。
「表示価格より半額びきリング」。指輪の台座は、3Dプリンターで作られていました。思わず自分を安売りしてしまいそうです。
全てのMakerと来場者の皆様に感謝! ありがとうございました。
Make:Japan Team