2014.10.31
Formlabsから3Dプリンター用の2つの機能性素材(インベストメント鋳造用と弾力のある素材)が登場
Form 1+ SLA 3DプリンターのメーカーであるFormlabsは「機能性レジン」シリーズを発表した。これまでは、少ない色が選べる程度だったが、これからはインベストメント鋳造用のモデルを作ったり、柔軟なモデルも作れるようになる。
広報資料によると、次の2種類のレジンがある。
- Castable Resin(キャスト用レジン)は、灰も何も残さずにきれいに燃えてしまうレジンだ。細部までくっきりとした、表面もツルツルな型が作れる。3Dデザインから直接、インベストメント鋳造用のモデルを作りたいアクセサリー作家、エンジニア、デザイナーに適している。
- Flexible(フレキシブル)はゴムに似た素材で、ヒンジや工学的な部品、緩衝部品、手で触れる部分、その他の弾力性や曲げが要求されるものに使える。
私たちがプリンターをテストしていた間、Form 1プリンターでプロトタイプを作るのが好きだというアクセサリー作家の声を多く聞いた。だから、キャスティング用の新しい素材が登場すれば、大ヒットになるに違いない。フレキシブルな素材からも、どんなものが作られるようになるのか楽しみだ。キャスト用レジンは彼らのウェブストアからすぐにでも発売されるが、フレキシブルに関しては12月まで待たなければならない。
私たちも、早くこの素材を使ってみたいと思っている。ABSやPLAを使ったキャスティングを見たことがあるが、それらと仕上がりを比較してみたい。ちなみに、他のSLA(光造形)プリンターでは、すでにキャスト用レジンが使えることをお伝えしておこう。ProJet 1200やB9 creatorなどがそうだ。間もなく発売されるDWS LabsのXFabでは、ゴムのようなフレキシブル素材が扱えることになっている。
– Caleb Kraft
[原文]