2014.11.04
Raspberry Piで自作ゲームボーイ
騙されちゃいけない。これは本物のゲームボーイではなく、Raspberry Piをベースに作られたPocket Piだ。
ゲームボーイポケットが大ヒットしたのは1996年のこと。ファンの間では根強い人気があり、今でも買うことができる。白黒の画面でゲームをプレイできたのはいい。オリジナルのゲームボーイの緑画面よりはね。しかし、カラー画面でプレイしたい人や、他のゲームシステムのゲームでも遊びたいという人には、Travis BrownのPocket Piをお勧めする。
Raspberry Piを始め、ゲームボーイのケースにぴったり収まるように改造されたボタンパッドなど、すべての部品が入っている。
Travisは、古いゲームボーイポケットの中身を取り出し、Raspberry Pi SBCを組み込み、Retro Piを走らせてゲームボーイをエミュレートさせている。Raspberry Pi、2.5インチ液晶ディスプレイ、改造したコントロールパッド、電池パックがきっちり入るように、ケースは少し調整する必要があったが、この小さなケースにすべてのエレクトロニクスを美しく収めている。なんと言ってもPocket Piの最大の特徴は、ファミコン、セガマスターシステム、ゲームギアといった他のプラットフォームのゲームもRetro Piでエミュレートできることだ。
PiGRRL Raspberry Piゲームボーイレプリカ。ケースは本物そっくりだ。
もちろん、Raspberry Piベースのゲームボーイ・レプリカはこれが初めてではない。MAKEでも、7月にAdafruitの3Dプリント製レプリカ(やってくれ)を紹介したが、こちらはRaspberry Piとスーパーファミコン用のコントローラーとPiTFTを使ってゲームをエミュレートするというもの。特製のケースは好みの色でプリントできた。これは、ニンテンドーファンに、大好きだった昔のゲームがいつでもプレイできるようになことを示してくれた。ゲームを選択する様子とプレイする様子は下のビデオで見られる。
– Cabe Atwell
[原文]