Electronics

2015.04.14

馬のゾートロープを3Dプリントで再現

Text by kanai

1872年、エドワード・マイブリッジは、「馬は走るときに4本の脚が同時に浮くことがあるか」という論争に結論を出すための映画撮影に雇われた。馬の脚の動きが速すぎて、人の目では確認ができなかったのだ。だがそのころ、新しい写真装置の登場で撮影が可能になり、マイブリッジは馬が走る姿のスローモーション映像に成功し、最終的な答を出すことができた。そう、馬が走っているときは、脚が4本とも地面から離れていたのだ。

昨年(2014年)、アーティストのKelly Eganは、昔のアニメーションマシン、ゾートロープを作り直してみたいと考えた。マイブリッジのオマージュとして、現代の技術を使ったものだ。Kellyの3Dゾートロープは、PonyTropeを3D化したもので、World Maker Faire 2014に出展した3D Printing Providenceのために製作された。現在、Kellyは、ゾートロープ製作の記録をきれいにまとめて、すべてのファイルを公開しているので、作りたい人は、これを使って作ることができる。

PonyTrope

PonyTropeは、走行中の異なる体型を示す12個の3Dプリントした馬で構成されている。それらが中央のハブにつながれ、Arduinoがタイミングを計り、指向性の高いLEDをフラッシュさせている。ストロボスコープ効果により、馬は同じ地点に止まりながら走っているように見える。暗い部屋でこれを見ると、あたかも目の前のテーブル上を12頭の小さな馬が走っているかのようで、驚く。

Kellyは、これをさらに進めて、他のアニメーションも作ることを考えている。こんな可愛いアニメーションする彫刻をもっと見てみたい。

Kelly Egan3DゾートロープVimeo

原文