Electronics

2015.08.19

Linuxとクリエイティブ・コモンズで9ドルコンピューター CHIPがオープンに

あの9ドルコンピューター、CHIPがどこまでオープンになるのかと思っていたが、恐ろしいほどオープンだった。

欲しいファイルはここにある

オープンハードウェアのファイルと、Next Thing Co.の資料のページだ。

カリフォルニア州オークランドのNext Thing Co.がCHIPをローンチしたときは、その性能(1GHz R8 ARMプロセッサー、512MB RAM、4GB NANDストレージ、WiFiおよびBluetooth内蔵)と、クレイジーなまでの低価格(わずか9ドル。

Electronics

2015.08.18

GoogleがEddystone Beaconをローンチ

Googleは、オープンソースでクロスプラットフォームのBluetooth LEビーコン規格、Eddystoneを発表した。ちょっと見た限りでは、AppleのiBeaconによく似ているが、見た目よりもずっと進んだ内容になっている。

2年前、WWDCで、AppleはiBeaconを静かに発表した。現実世界のあれこれをスマートフォンのアプリに持ち込むためだ。

iBeaconは、まさに我々の期待どおりのことをしてくれる。ビーコンとして機能し、UUIDをブロードキャストでき、電話機やその他のBluetooth LEデバイスで受信できる。

Electronics

2015.08.17

ウェブベースの回路シミュレーター

回路がどのような仕組みになっているかを説明したいとき、紙と鉛筆では表現しきれないことがよくある。回路がどのように「見えるか」ではなく、電圧や電流が各部品の中でどのように流れていくかを見せたいのだ。あの複雑なSPICEシミュレーションでコツコツ作るのも避けたい。そこで、もっと簡単に回路をモデリングできるツールが登場する。Paul FalstadのCircuit Simulator Appletだ。

ほんの数分で複雑な回路を組むことができ、仮想オシロスコープのプローブポイントも自由に置けて、わかりやすいダイアグラムで電圧や電流の流れを見せてくれる。

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2015.08.17

MFT2015レポート ― ノートPCにもメカニカルキーボードの心地よさを! リレーを使って打鍵音を再現するSilriumの「USB KeyBoard RELAY」

メカニカルキーボードの心地よさは、押したとわかる物理的な感触と、「カチカチ」というスイッチ特有の音にある。しかし、ノートPCが主流となった今では音のしないキーボードが主流。音のするキーボードを使いたいなら、外付けのキーボードとして購入するしかない状況だ。

昔ながらの打鍵音を聞きながらキー入力がしたい……そんなささやかな望みを叶えてくれるのが、電子工作グループ、Silriumの「USB KeyBoard RELAY」。キーを押すとカチカチ鳴る “だけ” のUSBガジェットなのだが、その音を出す方法があまりにも独創的だったため、ひと目見るなり魅了されてしまった。

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2015.08.12

レクサスのように自動駐車するラジコンカー

自動運転に関するニュースは毎日聞こえてくるが、私の予算ではなかなか手が届かない。だが、今日それが変わった。

たしかに、この車は小さすぎて乗ることはできないが、自動運転車だ。なにより、ぜひ作ってみたいプロジェクトだ。

ほとんどのパーツは、Arduinoファンにはお馴染みのものだろう

この車は、ヨーテボリ大学の学生 Dimitris Platis を始めとするMakerチーム、Yilmaz Caglar、Aurélien Hontabat、David Jensen、Simeon Ivanov、Ibtissam Karouach、Jiaxin Li、Petroula TheodoridouからなるTeam Pegasusの作品だ。

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2015.08.12

MFT2015レポート ― MakinoDigitalWatchがニキシー管腕時計、LED腕時計に続きアナログ時計に挑戦

ニキシー管を使った時計はそれほど珍しくないが、そのほとんどが置時計。そんな中、昨年のMaker Faire Tokyoで腕に付けられるニキシー管腕時計を展示して注目を集めたのが、MakinoDigitalWatchだ。

年、月日、時間を表示できるニキシー管腕時計。一応腕に付けられるものの、サイズはかなり大きい

1.2Vの電池を昇圧して使っていることもあり、長時間の表示が難しいこと、そして何より、ニキシー管そのものが大きいため小型化が難しく、腕時計というにはあまりにもサイズが大きいというのが欠点だった。

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2015.08.11

MFT2015レポート ― ひらめきをかたちにするMakerキッズ

来場者だけでなく、出展者にも子どもたちの姿がぐんと増えたMaker Faire Tokyo 2015。キッズ/教育エリアでは、「作品を見ていってください」と来場者に呼びかける声が、会期中絶え間なく聞かれた。

「これをつくってみよう!」とひらめいたアイデアを、工夫をこらしてかたちしたのだから、みんなに見てもらってMakeする楽しさを分かち合いたい……どんなに小さくたって、自分の手でモノをつくれば、いっぱしのMakerなんだ!

今回のMakerキッズたちの作品の中でも、アイデアがキラリ光っていた作品を紹介してみよう。

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2015.08.11

MFT2015レポート ―「ぼっち」は自分だけじゃない。「ぼっち」ツイートを地図上に表示するハルロックの「ぼっち・ザ・LED」

「週刊モーニング」で連載されていた電子工作漫画『ハルロック』は、女子大生が周囲の悩みを電子工作で解決するという斬新な切り口で話題となった作品だ。

その特長ともいえるのが、作中に出てくる発明品を実現するための方法が解説されているところ。文字だらけになるため通常ならまずやらないことだが、これがあることで単なるアイディアではなく、「実際に電子工作で作れるんだ」というリアルな説得力あるものとなっている。

作品内で反響が大きかったのが、猫の行動をツイートする「ねこったー」。

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2015.08.10

MFT2015レポート ― 竹コプターに飛ぶ広告塔? Maker Faire TokyoならではのDIYドローン

安定した空中静止がしやすく、操作性も高いことから、とくに空中撮影用途で人気が高いドローン。最近では、災害現場のデータ収集から通信販売の商品配達まで、幅広い活用方法が提案・実験されている。

Maker Faire Tokyo 2015でもドローンの注目度は高く、会場中央のMAKERFIELDでは飛行デモが行なわれるたび、多くの来客がその動きに歓声を上げていた。

とくにおもしろかったのが、市販品のような実用性にとらわれず、自由な発想で作られているマルチコプターだ。

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2015.08.10

MFT2015レポート ― ハッカソン発のチームに見る企業とエンジニアとユーザーの次のステージ

Maker Faireに何か作品を作って出そうとするとき、以前は1人で作る、1人で作りきれない場合は何とか仲間を見つけて一緒に作る、というケースが多かった。

でも、誰もが最初から仲間がいるわけではない。誰もが運良く仲間が見つかるというわけでもない。もちろん、1人で作って1人でMFTに参加するのもよいのだが、一緒に作る仲間がいることでモチベーションは確実に上がる。

ちょっと前まで“仲間”と出会うのは偶然の産物だったが、いまは違う。