FAA(米連邦航空局)のドローン登録のためのウェブポータルがオープンした。そこで、どんなふうになっているのかを確かめるために、登録を行ってみた。
超高速でルールを作ったFAAの特別委員会が約束していたとおり、登録は最初から最後までで5分程度で終わる。また、ポータル開設に先立って発表されていたとおり、登録料5ドルで登録ナンバーがもらえて、それを所有するドローンのうち、重量が0.55から55ポンド(約250グラムから25キログラム)までのすべてに貼り付けることになっている。登録は一度だけ行えばよい。パイロットの登録であって、機体の登録ではないからだ。登録料は、最初の30日間に登録を行った者には免除される。先にまず払う必要があるのだが、後で還元される。
2月19日までに登録を行わないと罰則がある。かなり重い罰則になりそうだ。登録の有効期限は3年間。3年ごとに更新を行う。
この登録手続きからはわからないのだが、この情報がどれほど公開されるかだ。Forbesによれば、登録したパイロットの氏名と住所は公開されると報告している。クレジットカード情報よりやや甘い感じだ。こうした疑問をがある中、FAAよりも歴史が長いコミュニティー Academy of Model Aeronautics(AMA)では、メンバーに対して登録を控えるように訴えている。
この先の展開を注目したいと思うが、それまでは、登録サイトの画面写真を見てほしい。出来たてのサイトにしては、びっくりするほどスムーズに登録できる。
(キャプションは日本語版編注[以下同]:このサイトで登録できる250グラムから25キログラムのドローンかどうかの確認)
(以下のドローンは書類による申請が必要:ドローンの商用利用、ホビー・娯楽以外のドローンの利用、25キログラム以上のドローン、米国外でのドローンの使用)
(以下の規則に従うことを申請する:400フィート[約120メートル]以下の飛行、操縦者の視界内での飛行、FAAの規則を守ること、[ドローン飛行に関係のない]他人の頭上を飛行させないこと、スタジアムやスポーツイベントで飛行させないこと、火災などの緊急時の対応活動が行なわれている近くでは飛行させないこと、航空機、特に空港における航空機の付近では飛行させないこと、酒に酔って飛行させないこと)
(登録料の支払いに関する情報[クレジットカード番号など]を入力)
[原文]