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2017.04.07

Makerコミュニティにお願い:Joey Hudyに支援を

Text by Mike Senese
Translated by kanai

メイキングの楽しみの半分は、作業による満足感とそれを人に見せることにある。あとの半分は、自分がコミュニティの一員であると自覚できることだ。コミュニティの強みは、その支援する力にある。作品を手伝ったり評価したり、または個人的に困っている人を助けたりできる。

私たちに活発なMakerであるJoey Hudyが統合失調症の診断を受けたとの知らせが届いた。彼は援助を必要としている。彼の姉が立ち上げたGoFundMeページに詳しいことが書かれている。要約すると、20歳になったJoeyは、今年の年明けに香港の精神科病院に送られ(6月から深圳のSeeed Studioで働いていたのだ)、そこからオハイオの施設に移された。現在は、テネシーの長期滞在型の施設に入っている。それには膨大なコストがかかっており、家族は助けを求めている。

家族は、統合失調症について学びつつも、他の人たちにも知って欲しいと考えている。今週のナショナル・パブリック・ラジオの番組「フレッシュエアー」で、統合失調症の息子を持つ父親が、その苦労について語っている

Makerコミュニティに属する人なら、Joeyの話は聞いたことがあるだろう。私が初めて彼を知ったのは、まだ彼が14歳のとき、2012年のホワイトハウス・サイエンスフェアにおいてオバマ大統領の隣でマシュマロ砲を撃ったというニュースでのことだ。この生意気な少年はどんなやつだと気になり、連絡をとった。するとすぐに彼の母のJulieから返事があった。いつも頼りになる素晴らしい人だ。私は自分のウェブサイトに、彼に関するQ&Aを載せた。それから2カ月ほど後、私が「WIRED」誌のためにMaker Faire Bay Areaを取材していたとき、偶然に彼と出会った。私は大スターに会った気分だった。それから、大きなMaker Faireでは、彼とよく時間を過ごすようになった。

Joe-Hudy

Joeyは、思いやりのある寛大な家族が生んだ輝く星だ。彼のエネルギーは、同世代の若者に大きな刺激を与えただけでなく、私のような大人にも刺激となった。私は、彼の回復を支援する基金に協力している。Makerコミュニティの多くのみなさんにも協力してもらいたい。Joey がすぐにでも健康を取り戻せますように。

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これはこの数年間に「Make:」に掲載されたJoeyに関する記事の一部だ。

A word with Joey Hudy at Maker Faire Paris
Joey Hudy Launches Back to the White House
Joey Hudy: My Trip to Washington, D.C.
Joey Hudy to be a Guest of Honor at Tonight’s State of the Union Address
3D-Body Scanning With Joey Hudy
Joey Hudy: One of 10 “Smartest Kids on the Planet”
5, 4, 3, 2, 1 Things About Joey Hudy
Maker Camp: Extreme Marshmallow Cannons with Joey Hudy
Young Maker Profile: Joey Hudy
Joey Hudy Goes to Washington
Build the 3x3x3 LED Cube Arduino Shield
Meet Young Makers Panel Discussion on Make: Live Stage at World Maker Faire 2012
“Don’t Be Bored. Do Something”(日本語訳:退屈している暇があったら何かやれ
White House Celebrates Young Makers Along with Science Fair(日本語訳:オバマ大統領が若きMakerをホワイトハウスに招待

原文