Fabrication

2017.10.10

3Dプリントで簡単に作れてDIYに便利な5つのツール

Text by Gareth Branwyn
Translated by kanai

YoutTubeでBlack Beardと名乗るイタリア人Makerは、3Dプリンターで簡単に作れてDIYに便利な5つのツールを下の動画で紹介している。3Dプリンターに否定的な人は、2Dのプリンターのように日常的に多用されているツールと違い、幸運にもそれを手に入れた3Dプリンターのユーザーたちは、まだ物珍しさを楽しんでいるだけで、つまらないお飾り程度のものしか作れないと指摘する。たぶん当たってるかも。だから私は、3Dプリンターは一時の流行ではないことを証明できるキラーアプリを探し続けている。小さなものでも、平凡なものでもいい。その点、この動画で紹介されたツールは私の眼鏡に適うものだ。

このすべてが欲しい。なかでも、刃物の柄である3つは、私の創造性を広げてくれる。自分用に柄の形をカスタマイズできるからだ。ホビー用のカッターに限らず、あらゆる刃物にプラスティック製の柄を付けることができる。Thingiverseで探すと、カッターやヤスリの柄のデザインがいろいろ出てくる。私は古いマイクロヤスリのセットを持っているのだが、その柄が欲しかったのだ。

カッターの柄

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私はカッターが大好きだが、そのシンプルな柄を自作するという考え方は大いに気に入った。安全のために刃に被せるキャップがあれば、なおよかった。

中心出し器

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これはぜひ工具箱に入れておきたい。安く作れるから、すべての工具箱にひとつずつ入れておいてもいいぐらいだ。

金ノコの柄

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私は以前、金ノコにダクトテープやビニールテープを巻いて柄にするハックを紹介したことがあるが、こっちのほうがいい。2つの部品でノコギリを挟む形で、とても握りやすそうだ。

ポケットホール用治具

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ポケットホール(板同士を接続するための斜めのネジの下穴)のための治具だ。木工工作が好きな人は、ぜひ持っておきたい。この治具はデザインがとてもシンプルで、作るのも簡単だ。ただし、穴には金属製のパイプをガイドとして叩き込む必要がある。また、ドリルビットを改造して、下穴専用の2段階型にしてやる必要もある。

カミソリの柄

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作業場でも家庭でも重宝するものだ。これも、安全のためのカバーが欲しい。

Black Beardは、親切にもこれら5つのプロジェクトのThingiverseのプレイリストを作ってくれた。ただし、彼自身も言っているように、これらのデザインはすべて彼の作品ではない。

原文