Fabrication

2018.02.28

3Dプリントによる美しい義足カバーを実現するために解決した4つの課題

Text by Caleb Kraft
Translated by kanai

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私のRedditのフィードにSteveが現れて、この美しい義足用のカバーを見せてくれた。彼は非常に細かい画像のギャラリーを公開しているが、そのモデリングの過程を撮影した動画も発表している。

私の同僚の娘さんは義足を使っている。12歳だ。同僚は、その義足のカバーを欲しがっていたのだが、1つ400ドルもする。そこで彼は、飛行機の3Dプリントを得意とする私に、すねとふくらはぎのカバーのモデリングを依頼してきた。このプロジェクトが始まったのが3カ月前だ。これを実現するためには、次の4つのデザイン上の課題があった。

・片手で取り付けと取り外しができるようにする。娘さんは右手が使えないのだ。
・磁石やネジを使うことなく、すべてのパーツを3Dプリントで作れるようにする。このデザインを元に、多くの人が改良を加えたり、自分用に作ったりして欲しかったからだ。
・軽くする。ただでさえ重量のある義足を、これ以上重くしたくない。
・頑丈にする。私は構造工学の専門家ではないので、すべての部分を、壊れるかも知れないと考えて、やや過剰に強化する。

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私はこの素晴らしい接合方法に感動した。3Dプリントの世界では常識だそうだが、私には新鮮だった。

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Steveのその他の作品は、InstagramThingiverseYouTubeで見られる。

原文