2014.10.01
Arduinoが3Dプリンター「Arduino Materia 101」を発売
誰にでも使えるマイクロコントローラーで革命を起こしたことで知られるArduinoが、3Dプリンターの発売を予定している。
Arduino Materia 101は、世界に向けて公式Arduinoツイッターアカウントから四角い白と青の熱積層型プリンターの写真ととともに発表された。Arduinoの共同創設者 Massimo Banziがイタリアのテレビで発表を行うという予定も書かれている。Maker Faire Romeにも出展されるという。
写真では、フロントパネルにプリンターに液晶パネルとコントロールツマミとスイッチが付いているように見える。フィラメントのスプールは同じ色のケースに入って右側に置かれている。メカニカル部分は隠れて見えないので、エクストルーダーやプリントベッドなどの様子はハッキリとはわからない。しかし、それらの仕様はすぐに発表されるだろう。
このマシンは、Arduinoがこれまで販売したなかでもっとも大きな製品になる。面白い展開だが、これまでの製品と完全に切り離されているわけではない。3Dコミュニティのプリンター開発者たちがコントロールにArduinoを使っている。このことは、大手メーカーが3Dプリンターに注目しその市場に参入するようになってきたことを示している。先週もMakerConで、老舗電動工具メーカーのDREMELが3D Idea Builderを発表したばかりだ。
このプリンターに関する詳細は、わかり次第追って報告したい。
更新:イタリアの3Dプリントサイト、3discover.itは、このプリンターがArduinoとイタリアの3DプリンターメーカーのSharebotとで協同開発されたものであると伝え、新しい写真を公開した。
更新:Sharebotのサイトによると、Arduino Materia 101にはSharebot Kiwi 3Dプリンターと多くの共通点があるという。そこから察するに、造形エリアは140 x 100 x 100mmで1.75mm PLAフィラメントを使うようだ。大きなものはプリントできないが、Kiwiは本体が310 x 350 x 330mmと非常に小型であることが特徴だ。SDカードからプリントできる機能もある。Kiwiとほぼ同じ仕様であるかどうかは、わかり次第お伝えしたい。ちなみにKiwiの価格は882ドルからとなっている。
– Mike Senese
[原文]