Fabrication

2019.01.11

XYZ座標の制約から解放されて新たな可能性をもたらす5軸3Dプリンター

Text by Caleb Kraft
Translated by kanai

Maker Faireの会場を歩き回ると、いろいろな3Dプリンターを目にするが、基本的な構造から言えば、展示されているマシンの方式はたったの2つしかない。デカルト式(直行する2本のガントレーがあるもの)と、デルタ式(プリントヘッドを3本のアームで支えているもの)だ。もちろん、その他の方式も次々と登場してはいるが、この2つの方式が独占的な地位を占めている。そんななかで、Cel-Roboxは、M-Solvと共同でQ5D Technologiesを立ち上げ、新しい製造技術を世に送り出そうとしている。そのひとつに、私の目を引いた5軸の3Dプリンターがある。

Next generation 3D Printers.All current 3D printing is a repetitive 2D process, Robox and Q5D systems will forge a new path where substrate, carbon fibres, metal filament and conductive track will be laid in true 3D form. This new process will yield stronger, lighter and quicker to print parts both for prototyping and production.https://q5dtech.com/ #3d #printing #3dprinting #carbon #aerospace #f1 #prototyping #automotive #wiring #production #manufacturing

Roboxさんの投稿 2018年12月18日火曜日

3DプリンターがXYZ座標の制約から解放され、プリントヘッドの角度も自由に変えられるようになると、非常に便利になる。たとえば、上の動画を見てもわかるとおり、水平面ではない場所にも直接プリントできるようになる。これはまだ開発段階で、さらに製造業に利便性をもたらす機能を追加してゆく方向で研究が進められている。だから、しっかりと目を離さずにいよう。もっと別のものが現れる可能性もある。

原文