2014.10.21
3Dプリントで作った電気自動車、Local MotorsのStrati
私たちはMakerConで行われたLocal Motorsの創設者で CEOのJay Rodgersの講演のあと、その自動車協同製作プラットフォームについて詳しい話が聞きたくて彼に会った。Local Motorsでは、自動車、オートバイ、トライクなどを協同製作するとき、デジタル工作機械を無料で開放している。さらに、いかしたカーボンファイバー製の3Dプリント版電気自動車、Stratiについても聞かなければならない。
Strati(イタリア語でレイヤーの意味)はMichael Anoeがデザインした。完全な電気自動車のルノー Trizyパワートレーンを使っている。Association for Manufacturing Technology(AMT)、Oak Ridge National Laboratory、Cincinnati Incorporatedとの協同で、Local Motorsが製作した。大きな積層製造マシンを使い、カーボンファイバーとABSからなる材料のペレットを大きなホッパーに入れ、太いエクストルーダーから押し出してプリントした。すべての部品は、一体のものでなくても、同時にプリントされている。ひとつのレイヤーをプリントするのに15分かかった。
スライドショーでは細かい部分が見られるが、Stratiのボンネットとインテリアは、5軸CNCで切削して細部が作られている。Local Motorsでは、この車は現状でも時速30マイル(48キロ)で走行できると見ているが、これからもテストが続けられる。
– Anna Kaziunas France
[原文]