Fabrication

2019.04.15

Formlabsの新型光造形3Dプリンター、Form3とForm3L

Text by Caleb Kraft
Translated by kanai

Formlabsの人気の3Dプリンター・シリーズに新機種が加わった。みんなが待ち望んでいたこのForm3は、Formlabsの高精度ツールをさらに発展させたものだ。

今回発表された新機種は、Form2の単なる改良版ではない。光でレジンを活性化させる方法を見直し、LFS(Low Force Stereolithography:低剥離力光造形)技術と彼らが呼ぶ新方式を導入した。動画でもわかるとおり、この方式では、剥離力を弱めるために柔軟なタンクの底を追加するなど、新しいアプローチが採用されている。

また、リニア・イルミネーションと呼ばれる新しい光路も売りのひとつだ。放物面鏡でレーザーを反射させ、より直接的に垂直にレジンに照射されるようにしている(ガルバノミラーを小さく組み合わせたものとは対照的)。これにより、プリントの品質と精細度が向上したという。

このLFSシステムは、モジュラー式でサイズも変えられるように設計されている。それをもっともわかりやすく示しているのが、Form3Lだろう。かなり大型の光造形プリンターだ。これは、LFSシステムのモジュールを2つ連結して作られている。

上の動画では光路と低剥離力の利点が説明されていて、LFSシステムのことが、もう少しよくわかる。

購入に関する情報はFormlabs.comを見ていただきたい。

原文