Electronics

2019.04.17

燃料噴射装置を利用した水で路上に印字するロボット

Text by Caleb Kraft
Translated by kanai

Maker Faireでは、いろいろな種類の、道に文字を書いて走るロボットが登場して、近くを歩く人たちの目を惹いている。文字を地面に印字する方式は数々あるが、何を使って書くかによって、文字が思っていたより長い時間残ってしまったり、ぜんぜん消えなかったりする。そこで、InstructablesのユーザーCharles Gloriosoは、かなり賢い方法をシェアしている。水に圧力をかけて路上にメッセージを書くというやり方だ。


走行用モーターを結束バンドで固定。ノイズ低減のために0.1マイクロファラッドのコンデンサーをモーター端子に接続。左のメーターは圧力計。青いのが3Dプリントした分岐管。その下に8つ並んでいるオレンジ色の部品が燃料噴射装置。

彼のシステムでは、3Dプリントした分岐管に圧力をかけ、燃料噴射装置のソレノイドバルブで水を噴射する。とても賢い方式だ。ソレノイドバルブは安く購入できるし、ジャンク屋へ行けばタダで拾えるかも知れない。ソレノイドは、12ボルトの単純なパルスで、圧力をかけた水を噴射できる。安全性を心配する人もいるだろうが、圧力は3Dプリントした分岐管が爆発するほど高くはない。せいぜい、水が漏れる程度だ。

原文