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2023.10.05

おとでん通信 #23|韓国ソウルの電気街と手芸市場の様子をレポート!

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長かった夏も終わりが見え始め、秋の香りがしてきた今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

読者の皆さんの多くは、10月14日(土)、15日(日)に開催されるMaker Faire Tokyo 2023(以下、MFT2023)に参加されると思います! 乙女電芸部ももちろん出展しますので会場でぜひお会いしましょう。

実はその一週間前の10月7日(土)、8日(日)には韓国のソウルでMaker Faire Seoul 2023(以下、MFS2023)が開催されます。日本からも参加される方がいらっしゃるようなので、今回はそんなソウルの電気街を乙女電芸部がめぐったお話をしたいと思います! 日本に秋葉原や大阪の日本橋といった電気街があるように、韓国にもいくつかの電気街があるようです。今回私たちはソウルの中心部からほど近い2つの電気街と、手芸問屋が立ち並ぶ市場をめぐってきました! 乙女電芸部らしくかわいいクラフトや雑貨屋さんなども調べてきましたので電気街とあわせてレポートします。3泊4日の旅で、3日目まではVlogも撮っておりますので、記事と一緒にお楽しみください。

1日目:弘大(ホンデ)周辺

韓国の芸術系大学、弘益(ホンイク)大学校を中心とした街で、若者が多く集まっている印象を受けました。洋服屋さんが立ち並ぶ下北沢のようなエリア、道路に面して飲食店が立ち並ぶ新大久保のようなエリア、高層ビルやファッションビルが立ち並ぶ新宿のようなエリアがありました。


夜まで洋服店があいている下北沢のようなエリア

洋服屋さんは23時くらいまであいているところも多く、遅い時間に韓国に着いても観光しやすいです。私たちが1日目に訪問した理由はここにあります。弘大(ホンデ)は電気街ではないのですが、TAMIYAのショップやダイソー無印良品があり、もし韓国で展示などをする機会があれば役に立つエリアだと思います! MFS2023に出展される方は急遽買い物が必要になったら立ち寄るといいかもしれません。


TAMIYA SHOPはY’S PARKというビルの7Fにあります。

2日目:世運(セウン)・東大門(トンデムン)周辺

2日目は世運商店街というところからスタート。こちらは秋葉原と御徒町を合わせたような雰囲気で宝石屋さんと電器屋さんが立ち並びます。


宝石屋さんのとなりに電球屋さん

商店街を進むとMakercity Sewoonという大きな建物が現れます。1Fと2Fは電気街になっていて電子部品屋さんやPCB設計事務所などが立ち並び、3Fより上はアパートのようになっていてスタートアップなどが入居しているようです。5FにFabLab Seoulがあるらしく、見学できるかな? と思ったのですがビル内のサインが難しくて場所を見つけられず…、今度伺うときはちゃんとアポイントメントをとって見学させてもらおうと思ったのでした。


Makercity Sewoonは複雑な構造の建物でした。

東大門(トンデムン)周辺は布やアパレル製品の市場が立ち並んでいるエリアです。その中でも東大門総合市場はTOCのような卸売の小さいお店がぎっしり詰まったビルで、一般客でも購入可能なのでおすすめです! 1F〜4Fは布の問屋さんが多くて日暮里のようなイメージです。5Fはアクセサリー屋さんがたくさんあり、乙女電芸部には天国のような場所でした! カラフルすぎて途中酔いましたが…笑

日本では種類が少なく数が限られているアクリルチェーンパラコードなど、見たことのない色のものがたくさんあってテンションが上がりっぱなしでした。パラコードは1ヤード500ウォン(約55円)とかなりお安く、爆買いしてしまいました…、他にも個性的なワッペンをたくさん買い、その様子はVlogに収めております! 6Fは飲食店街になっているので長時間こちらのビルでお買い物しても休憩できます。


小さなお店にたくさんのパーツが並びます


日本では見たことのないワッペンがたくさんありました!

3日目:龍山(ヨンサン)周辺、雑貨屋さんと本屋さん

龍山(ヨンサン)も昔ながらの電気街で、道路を挟んでたくさんのビルが立ち並び、そこにお店や事務所が入居しているというエリアでした。中でもETLANDという大きなビルに細々とした電子パーツを売っているフロアがあり、韓国のメイカーはここでお買い物しているんだろうな! と思いました。千石電商を思い起こさせるお店もありましたよ。土日は定休日のお店が多いので注意が必要です…


Arduinoを売っている東信電子はこの日は定休日…webショップも充実しています!


こちらのお店はキットがたくさん置いてありました!

龍山(ヨンサン)の駅の反対側は、BTSの事務所として話題のHYBEがあったりと新たな流行を生み出している街で、おしゃれなカフェやセレクトショップもあります。reeleeというお店は韓国に行く前からinstagramでチェックしていて、電気街の反対側にこんなおしゃれなお店があるんだと感動!


reelee storeの外観

龍山(ヨンサン)からバスを乗り継いで、景福宮(キョンボックン)という地区にあるone more bagという雑貨屋さんへ。ここはおとでんメンバーが以前からお気に入りのお店で、韓国発のかわいいバッグや雑貨であふれています。市庁前の教保文庫という本屋さんにも寄りました。都内の紀伊國屋書店のような大型の本屋さんです。韓国の出版物はジャケ買いを誘うようなデザインというイメージで、装丁がおしゃれなものが多い印象でした。広い文具売り場もあり、韓国のさまざまな可愛くておしゃれなステーショナリーが山ほどあります。

Maker Faire Tokyo 2023でソウルマップを掲載したおとでん新聞を発売!

乙女電芸部は毎年のMFTでおとでん新聞を発行しています。今回はvol.4としてこのソウル旅をマップにしたものを発売します! vol.3の京都クラフトマップも大好評でしたので、ぜひソウルマップも手に取って読んでみてください。私たちもいろいろと調べてからソウルに行きましたが、電気街の情報はなかなか集めにくかったので、他にはないマップに仕上がっていると思います!

おとでんの日常

乙女電芸部のメンバー2人が取締役をつとめるスタートアップ、YolniもMFT2023に出展することになりました!夜道の安心を守るアクセサリーを開発しています。乙女電芸部ブースの隣で出展予定ですので、ぜひ両方ともお立ち寄りください! 乙女電芸部はもう10回以上出展していますが、YolniブースをつくるにあたりはじめてMFTに出展したときの気持ちを思い出しています…!当日はYolni風のちょっと素敵なカードを配布予定です。お楽しみに〜