2018.06.06
[MAKE: PROJECTS]簡単に作れてワークショップの題材にもなるLEDイヤリング
お洒落なイベントに行くので、光るイヤリングを作って欲しいと友人に頼まれた。それを作るには、軽いデザインを考えないといけない。しかし、同時に私は、電池を入れなくても日常的に使えるウェアラブルなものにしたいと考えた。そこで、小さな3ボルトのボタン電池とLEDを組み合わせて、いい感じになるまで遊んでみたい。そうしてできたのが、このデザインだ。
それ以来、いろいろな人にイヤリングを作ってきた。それぞれに、異なる色やサイズのLEDを組み合わせている。ハンダ付けは必要最小限だし、回路は単純だし、お土産にきれいな光るイヤリングを持って帰れるので、このプロジェクトを電子工作入門のワークショップの題材としても使っている。
型紙を作る
ボタン電池と同じぐらいの厚さのダンボールに、ボタン電池の形をなぞって円を描き、切り抜く。これが、ハンダ付けのときにLEDをきれいに並べてくれる型紙になる。
LEDを並べる
LEDの脚の間にダンボールの型紙を挟む。イヤリングにしたい形にLEDを並べよう。LEDのプラスの脚とマイナスの脚が同じ側に揃うように気をつけて。どちらかわからなくなったときは、ボタン電池を使って実際に光らせて確かめよう。
LEDをハンダ付けする
プラスの脚の側から、単芯のリード線をLEDの脚の先端で、すべての脚がつながるようにハンダ付けする。はみ出したリード線は切り取る。
マイナスの側の脚を、同じ単芯のリード線にハンダ付けするが、今度は脚の4分の3のあたりでつないでゆく。脇にはみ出したリード線と、リード線から先にはみ出したLEDの脚は切り取る。
このV字型の形でボタン電池がうまく固定される。ボタン電池を挟んで、すべてのLEDが点灯するかを確かめよう。電池の接触が悪いときは、LEDの脚を内側に曲げて、しっかり接触するようにする。
イヤリングのフックを付ける
プラスの側の脚の先端にジャンプリングをハンダ付けする(上の写真)。次に、ハンダ付けしたジャンプリングに、もうひとつのジャンプリングを通してつなげて、2つ目のジャンプリングにイヤリングのフックを付ける(下の写真)。
ボタン電池を挟み込めば、イヤリングの完成! これをもう一回繰り返せば、両耳用のペアができる。電池を入れても入れなくても、すごくいい感じ!
LEDの数は、LEDのサイズとお好みで決めてね。いろいろなサイズや色のLEDを自由に試して、自分のスタイルにフィットしたイヤリングを作ろう。
使う部品
・LED 3ミリのもの14個
・単芯のリード線8センチほど
・ダンボール
・3ボルトのボタン電池2個
・ジャンプリング4個
・イヤリングのフック2個
道具
・ハンダごて
・はさみ
・ニッパー
・ラジオペンチ
[原文]