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2016.04.08

ArduinoがMKR1000を発売:作例公開プラットフォームとクラウド開発環境も発表

Arduino Dayの祝賀会で、共同創設者がユーザーに向けて3つの発表を行った。ひとつはArduino MKR1000だ。小型の多機能ボードで、2015年末に発表されていたものだ。それが出荷されることとなった。さらにそれに伴い、より大きなポテンシャルを持つものとして、次世代のコミュニティ・プロジェクト・プラットフォームと、その次世代開発環境を発表した。

Arduino MKR1000

MKR1000は、Arduinoの伝統的なフォームファクターと、その論争を呼んだヘッダーのオフセットから脱却した。

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2016.04.07

ESP-WROOM-02でウェブ連動LED電光掲示板

低価格WiFiモジュールESP-WROOM-02を使ったプロジェクトをひとつご紹介。Mgo-tecさんが作ったマトリクスLED電光掲示板は、ウェブベースのユーザーインタフェイスを操作することで様々な情報を表示させることができる。プロジェクトの詳細は下記のブログにまとめられている。

自作LED電光掲示板にYahooニュースや天気予報を表示させ、さらにNTP時計機能追加しました

MITライセンスで公開されているソースコードには、ステップバイステップの詳しい解説が付けられていて、初心者の参考になりそうだ。

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2016.03.14

開発ボードを知るための7つの特徴

ボードは2つのカテゴリーに分類できる。Raspberry Piのように「Linuxが走るもの」と、Arduino Unoのように「Linuxが走らないもの」だ。これは完全に好みの問題だが、機能と複雑さと消費電力とプログラムしやすさなどを計る上でも便利な分類方法なのだ。解説上の都合で、ここではLinuxが走るものを「高級(advanced)ボード」、走らないものを「基本(basic)ボード」と呼ぶことにする。それでは、いろいろなボードを見ていこう。

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2016.01.28

MicrochipのAtmel買収に興奮したこと

セガ対任天堂、Mac対PC、Android対iOSと、技術系企業のシェアの奪い合いによる“聖戦” は今も続いている。しかし、90年代から、Makerや組み込みシステム技術者を巻き込んだ戦争がある。8ビットマイクロプロセッサー、MicrochipのPICとAtmel AVRの戦いだ。

MicrochipがAtmelを3億5600万ドルで買収するという発表があった。ついに戦いは終わるのか? これが、組み込みシステム開発の未来にどんな意味をもたらすのだろう?

おそらく、しばらくは何も起こらないだろう。

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2015.12.18

Arduinoの新型IoTボード「MKR1000」発表。1000台を無償提供

Arduinoは新型ボード、MKR1000を発表した。モノのインターネット(IoT)開発用のボードだ。

このボードは、「ネットワークの知識をあまり持っていないMakerでもWiFi接続が使えるようになる理想的なソリューション」とArduinoのZoe Romanoがボード発表の記事で述べている。

アメリカ国内ではArduino MKR1000という名称で、他の地域ではGenuino MKR1000という名称で販売されるこのボードは、Atmel ATSAMW25をベースに、オンボードWiFiとCryptochipを搭載している。

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2015.12.14

スクラップから作ったCNCマシンは2万円

CNC V0.6を3ミリのプラスティック板でテスト中。写真:Norbert Heinz

この数年、手頃な価格のデスクトップCNCマシンが大量に出回るようになったが、自分で簡単に作れると聞けば驚くだろう。格安のチップボード、Arduino、モーターブレークアウトボード、アルミのアングル材、それにトレイ式のCDドライブから取り出した歯車やサーボを使って、Norbert Heinzは信じられないほど安いCNCルーターを作ってしまった。トータルのコストは150ユーロ(約2万円)だ。

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2015.11.26

叫ぶラケット

Wikipediaによると、テニスにおけるグランティングとは、ボールを打つ瞬間に発せられる大声のこと。ときにスクリーミング(叫ぶ)、シュリーキング(金切り声をあげる)とも呼ばれる。多くのプレイヤーは相手の集中力を削ぐ効果があると考えている。グランティングをすることによってボールを打つリズムを掴む効果があるという説もある。試合中のグランティングを「発明」したのは、モニカ・セレス、ジミー・コナースらとされ、現在はマリア・シャラポア、ウイリアムズ姉妹、ラファエル・ナダルなど、グランティングを行う著名選手は少なくない。

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2015.11.19

Arduinoと加速度センサーでGoogleストリートビューを操作

木下歩さんの作例。加速度センサーを使って、「傾き」でGoogleストリートビューのなかを移動しています。どうやっているのかと思ったら、シンプルな方法でした。Arduino LeonardoでUSBキーボードをエミュレートして、ストリートビューのショートカットキーを入力している。なるほど。いろいろ応用がききそうな方法です。

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2015.11.16

Windows IoTがArduinoとDragonBoardに対応

Windows IoT CoreはSBCなどの小型開発ボードと簡単にインテグレートできるようにできている

Microsoftは今年の7月にWindows 10を発表したが、それは、PC、モバイルデバイス、そしてSBC(スモール・ボード・コンピューター)、開発ボードなど、あらゆるデバイスで使えることを目指している。

Microsoftは、このOSをSBCと統合することでMakerシーンに乗り込もうと努力してきた。前バージョンのRaspberryPiとPi2はネイティブでWindows 10が走る。

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2015.11.12

Arduino IDEの新機能、シリアルプロッタが便利

11月3日にリリースされたArduino IDE 1.6.6のシリアルプロッタ機能がとても便利。「こういうのが欲しかった!」と膝を打ちました。まだどういうものなのか把握していない方のために、この機能に絞って説明しますね。

従来のシリアルモニタはArduinoボードからの文字情報を表示するものでした。連続的に送られてくるセンサなどのデータを吟味するときは、動体視力に頼るか、上下にスクロールして値を探す必要がありました。

1.6.6で追加されたシリアルプロッタは、送られてきた数値をリアルタイムにグラフ表示してくれます。