Electronics

2015.11.06

「オープンソースはもはや哲学的な問いだとは思わない。新しい仕事や協働の形をもたらしているから」David Cuartielles(Arduino教育ディレクター)インタビュー vol.02

Maker Faire Rome 2014より。Arduinoの歴史に関する展示で木板にレーザーで刻まれていたMassimo Banzi(右)とDavid Cuartielles(左)。

世界10,000校でこれから展開される教育プログラムについて聞いた第1回に続いて、Arduinoの教育ディレクターDavid Cuartiellesのインタビューを掲載する。今回はさらに教育現場におけるオープンソースについての考え方や会社としてのArduino、Massimo Banziと出会ってArduinoの始まったきっかけについて話を聞いた。

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2015.10.28

「教育の世界では技術が長持ちする。チップを生産する会社にとっては10年以上持続する可能性がある市場」David Cuartielles(Arduino教育ディレクター)インタビュー vol.01

Arduinoの教育ディレクターDavid Cuartiellesはスペインのマドリードとバルセロナの間に位置するアラゴン州サラゴサの出身で、スウェーデンのマルモに12年ほど在住している。Davidは今もArduinoの開発にコアスタッフとして携わりながら、教育プログラム「Arduino Verkstad」を監修するために故郷スペインとスウェーデンをたびたび行き来している(スペインではバルセロナ・マドリードの2都市に加えカスティーラ・ラ・マンチャ州、ドン・キホーテの舞台にもなった地方で行われている)。

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2015.10.27

教員向け講習から発表会まで一貫して提供するArduino公式教育プログラム(学校教育とMaker)

昨年ローマのMaker FaireでArduinoのMassimo Banziが言った。「Arduinoは今スウェーデンやスペインで教育プログラムを展開しているよ。教員向けだからまだ知られていないんだ」

それから1年。先日のMaker Faire Rome 2015ではIntelとの提携で実現したわずか27ユーロという低価格の新しいボード「Genuino101」が発表され、これから同社の教育プログラムでも活用されることがアナウンスされた。アメリカ、スウェーデン、スペイン、イタリア、そして中国など世界1万校以上で展開されるという。

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2015.10.23

30ドルでセンサー内蔵、Curie搭載のArduino 101

Maker Faire Romeで、IntelとArduinoは心臓部にIntelのCurieモジュールを採用した新型ボード、Arduino 101を発表した。発売は2016年の第一四半期を予定。価格は約30ドルとなる(アメリカ以外では、Genuinoとして販売される)。

Curieに含まれる技術によって、Arduino 101には、6軸加速度センサー、ジャイロスコープ、Bluetooth無線通信用ハードウェアを搭載する。さらに、おなじみのArduino UNOと同じ入出力能力を持つ。

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2015.10.15

Arduinoでも使えるジェスチャーセンサAPDS-9960

秋葉原を散歩していたら、少し前から気になっていたセンサを見つけたので、試してみました。AvagoのAPDS-9960は複合的な光センサで、光の色、物体の距離、そして人間の手の動きを検知することができます。とくに面白いのは手の動き「ジェスチャー」ですね。チップ内蔵のエンジンで手が動いている方向を処理し、単純な結果を返すので、Arduinoでも扱えます。サンプルプログラムを作って、動画を撮ったので以下に貼っておきます。手のひらの上下左右をキレイに捉えています。

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2015.10.02

SeeedStudioのモジュラー式で自作可能なスマートフォン RePhone

SeeedStudioは魅力的なKickstarterプロジェクトを立ち上げた。RePhoneだ。大宣伝したわりにはいまだに姿を見せない、スマートフォンの周囲にハードウェアのエコシステムを作るというプロジェクト、Project Araを思い起こさせるが、RePhoneはオープンソースのコンポーネントを組み合わせて作るモジュラー式のスマートフォンだ。この電話機のコアには、RePhone Core GSM + BLEモジュールと、通信速度は速いがBLEのサポートがないRePhone Core 3Gモジュールとがある。

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2015.09.08

かわいい24連発輪ゴム自動砲塔

これは打ち合いゲームのPortalにピッタリといった感じ。コマンドに従って輪ゴムを撃ち出す砲塔だ。開発者はKevin Thomas。ほとんどのパーツが3Dプリントでできている。頭脳はArduinoだ。自分でも作ってみたいという方のために、ThomasのThingiverseページでファイルが公開されている。円筒状の砲身に引っ掛けた輪ゴムが飛び出すというじつに簡単な構造だが、短い時間に24発を連射できる能力がある。

この動きを見てほしい。

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2015.08.12

レクサスのように自動駐車するラジコンカー

自動運転に関するニュースは毎日聞こえてくるが、私の予算ではなかなか手が届かない。だが、今日それが変わった。

たしかに、この車は小さすぎて乗ることはできないが、自動運転車だ。なにより、ぜひ作ってみたいプロジェクトだ。

ほとんどのパーツは、Arduinoファンにはお馴染みのものだろう

この車は、ヨーテボリ大学の学生 Dimitris Platis を始めとするMakerチーム、Yilmaz Caglar、Aurélien Hontabat、David Jensen、Simeon Ivanov、Ibtissam Karouach、Jiaxin Li、Petroula TheodoridouからなるTeam Pegasusの作品だ。

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2015.07.16

電卓自作に役立つキーパッドの作り方

オリジナルの電卓は作ってみたいもののひとつじゃないでしょうか。Arduinoでも作れそう。ハードウェアで大変なのはキーパッドですね。4✕5個くらいのキーがどうしても必要になりますが、デジタル入出力ピンでマトリクスを組むとピン数が逼迫してしまう。LCDや他の機能のためにピンを残す必要があります。

上の動画はしなぷすさんが作ったArduino電卓。キーパッド部分をみると、配線の量が少ない。その代わり抵抗器がいっぱいならんでいる。キーパッドが接続されているのはアナログ入力ピンです。

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2015.07.15

Blynkを通してスマホでArduinoをコントロールしよう

Blynkは、iOSまたはAndroidデバイスでハードウェアをコントロールしたりモニターしたりが簡単にできるという新しいプラットフォームだ。Blynkアプリをダウンロードしたら、画面にプロジェクトのダッシュボードを作り、ボタン、スライダー、グラフなどのウィジェットを並べる。このウィジェットを使って、ピンのオンオフやセンサーのデータの表示などができる。

どんなプロジェクトでも、何百というハードウェアのチュートリアルが用意されているので簡単に作れるが、ソフトウェアのインターフェイスとなると、まだちょっと難しい。