Electronics

2016.04.08

スマートフォンといらなくなったCDのケースでホログラム

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スマートフォンの上にホログラムのような映像を映し出す、ちょっとしたトリックがある。ホログラムはスマホの画面のすぐ上に現れる。これは、小さなプラスティックの箱を載せることで実現するのだ。作るのも非常に簡単。いらなくなったCDのケースと、それを切る道具と、部品をつなぎ合わせては小型にする方法があればいい。

このホログラムビューワーを作るには、透明プラスティックを上の写真の寸法のとおりに4枚切り出して、ビデオにあるように接着剤などでくっつける。

Electronics

2016.04.07

ESP-WROOM-02でウェブ連動LED電光掲示板

低価格WiFiモジュールESP-WROOM-02を使ったプロジェクトをひとつご紹介。Mgo-tecさんが作ったマトリクスLED電光掲示板は、ウェブベースのユーザーインタフェイスを操作することで様々な情報を表示させることができる。プロジェクトの詳細は下記のブログにまとめられている。

自作LED電光掲示板にYahooニュースや天気予報を表示させ、さらにNTP時計機能追加しました

MITライセンスで公開されているソースコードには、ステップバイステップの詳しい解説が付けられていて、初心者の参考になりそうだ。

Science

2016.03.28

子どもたちの書いたコードを宇宙で動かすAstroPiプロジェクト進行中

先日のRaspberry Piの誕生日を祝う会では、もっぱらAstro Piプロジェクトが話題になっていた。国際宇宙ステーションに送られた2つのRaspberry Piボードからの最初の結果が地上に届き始めているし、イギリスの学校の生徒たちが書いたコードを宇宙で走らせようという新しいコンテストも始まったので、当然だ。

「私たちはRaspberry Piを宇宙に送り込みました。それは1割がエンジニアリングで、9割が書類仕事でした。

Electronics

2016.03.25

シャベルでギターを作る方法

2009年、私はMaker Faire Bay Areaにて、たまたまIsaac “Shovelman” Frankleのパフォーマンスを見た。彼はシャベルで作ったギターを演奏して、観客たちを楽しませていた。Maker Faireが、Makerムーブメントがなぜ特別なのかをそれはハッキリとわからせてくれていた。そこに私は感動した。私たちは、そのShovelmanの演奏をその年のモンタージュビデオのサントラに使ったほどだ。そのビデオはここで見られる。

Electronics

2016.03.25

「ソルダーダンス」はリズムで覚えるハンダ付け

数年前、私は、私の著書『Absolute Beginner’s Guide to Building Robots』の一部の記事を改訂してこの「Make:」に掲載したのだが、それは数年間にわたって多くの人に見てもらえることとなった。そして、別のサイトである人がこんなコメントをくれた。私の「ソルダーダンス」が「妙に便利」だというのだ。そこで、もう一度、掲載しておこうと考えた。

ハンダ付けを習うのはとても難しいことだと考えている人が多いようだ。たしかに、難しい面もあるが、それは、必要な道具が揃っていなかったり、基本の手順を間違えている場合だ。

Crafts

2016.03.24

Siriに頼んでLEDをオンオフ

「ランプを点けて」とiPhone上のSiriに頼むと、Raspberry Piに接続されているLEDが点灯します。Todotaniさんのデモ。とてもシンプルですがインパクトがありますね。

iPhone上にHomeKitアプリ、RasPi側にはhomebridgeというソフトウェアを導入して実現しています。homebridgeは、HomeKitをエミュレートするNode.jsサーバで、豊富なプラグインによって対応機器と連携できます。詳しい説明はTodotaniさんの下記のページにあります。

Electronics

2016.03.23

2000個の鉄球を使って魅惑の音楽を奏でるマーブルマシン

あなたが見ているものは現実だ。この驚くべきマーブルマシンは、実際に存在し、音楽を奏でる。たしかに、音楽はデジタル加工で少し聞きやすくしているが、現実にリアルタイムでこの美しい機械から聞こえてくるのだ。

これを作ったのはアーティストのMartin Molin。彼は美しい音楽の作曲もしている。楽器も自作することが多い。Molinはこの幻想的な装置を作っただけでなく、1年間に及ぶ製作の記録も撮影して公開している。

下のビデオは製作プロセスを紹介したもの。

Electronics

2016.03.17

映画「インターステラー」のTARSを作ってみた

映画『インターステラー』に出てきたロボット”TARS”からは、ある種のリアリティーを感じました。人間にとってラクなインタフェイスを備えていれば(TARSは会話が得意)、ヒューマノイドである必要はないし、いっそ真四角の箱型のほうが宇宙船内でも場所を取らなくてよさそう、と。でも、あんなふうに歩き回ったりできるかね? という疑問もありました。

tsukan1964さんがTARSと同じ形のロボットを作って、同じように歩かせて、検証してくれました。細長い長方形の箱を4本並べて、マイコンとサーボを組み込み、TARSのように歩かせています。

Electronics

2016.03.16

このハンダごてを使う女性の写真は何もかもデタラメだ

ストック写真は広大な世界だ。いい写真もあるが、デタラメなものもある。

なかでも、特にMakerが気になるのは、下の写真だ。女性がハンダごてを使って複雑な電子基板を作っているところとある。ちょっと見たところではきれいな写真だが、よく見ると、彼女のハンダごての使い方に仰天させられる。ハンダごての持ち手ではなく、ヒーター部分を握っているのだ。スイッチを入れれば300度以上になる部分だ。細かい作業を行うときは、ハンダごてを短く持てたらいいと思う気持ちはわかるが、そんな持ち方をすれば、そのたびに手の平に大やけどを負うことになる。

Electronics

2016.03.14

開発ボードを知るための7つの特徴

ボードは2つのカテゴリーに分類できる。Raspberry Piのように「Linuxが走るもの」と、Arduino Unoのように「Linuxが走らないもの」だ。これは完全に好みの問題だが、機能と複雑さと消費電力とプログラムしやすさなどを計る上でも便利な分類方法なのだ。解説上の都合で、ここではLinuxが走るものを「高級(advanced)ボード」、走らないものを「基本(basic)ボード」と呼ぶことにする。それでは、いろいろなボードを見ていこう。