Electronics

2015.12.28

ESP32:IoTボード ESP8266のお兄さん

ESP8266チップと、それをベースとするボードが、今年、ホットな製品として登場した。それは一夜にして、ひっそりと、IoTをリードするプラットフォームになってしまった。この大成功により、コミュニティも即座に立ち上がった。Espressif Systemsは、それと同じことを来年もESP32チップで起こそうとしているのだ。

1カ月ほど前、ESP8266のメーカーが次の製品の発表を開始した。しかし、開発者向けの手紙が来ただけで、そのチップに関するそれ以上の情報は入ってこなかった。

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2015.12.25

MakerCon 2015セッションC「半導体メーカーと商社の立場から、メイカー、ハードウェア、そしてサービスの生態系を考える」

IoT(Internet of Things)が注目されている今、IoTデバイスに使われる半導体はその重要性を増している。そこにメイカームーブメントの広がりもあり、大企業だけを相手にビジネスをするということが常識だった半導体メーカーや商社にこれまでにない動きが出ている。MakerCon Tokyo 2015のセッションCでは、最近の変化を踏まえ、メイカーをめぐる新しい生態系がどうあるべきか、モデレータの小林茂さん(IAMAS)、山崎光男さん(Nordic Semiconductor ASA カントリー・マネージャー)、岡田裕二さん(株式会社マクニカ イノベーション推進統括部 統括部長代理)の3人でディスカッションが行われた。

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2015.12.25

MakerCon 2015セッションB「開発・改良を加速するためのオープンソースとビジネスを守るためのクローズのバランス」

MakerCon Tokyo 2015のセッションBは「オープンソースハードウェアの可能性と課題」と題して、知的財産権と製造物責任の観点から事例の紹介と議論が行われた。登壇者は、知財が専門の弁護士でオープンソースライセンスと関わることも多い水野祐さん(弁護士、Creative Commons Japan理事)、電動義手「HACKberry」の改良のため、製造情報をGitHubでオープンソース化した山浦博志さん(exiii株式会社 CTO)、フルカラーLEDや小型スピーカーを組み込んでさまざまな通知を行う眼鏡「雰囲気メガネ」の開発に携わった白鳥啓さん(株式会社 間チルダ 代表取締役)。

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2015.12.25

MakerCon 2015基調講演「オープンソースハード×デジタルファブリケーション×メイカーの掛け合わせがオープンイノベーションを可能にする」

MakerCon Tokyo 2015の基調講演に登壇したのは、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)だ。講演のタイトルは、MakerConのテーマでもある「“Open Innovation” by Makers」というもの。この後に続くプログラム全体において重要なキーワードとなる「オープンイノベーション」という言葉について、歴史的な経緯を振り返りつつ、聴取者とのコンセンサスを取り、そして現在の日本におけるオープンイノベーションの状況について整理した。

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2015.12.25

NetFlixのエンジニアがFitBitをハックして作った寝ると番組を止めてくれるNetFlix靴下

Netflixの連中がまたやってくれた。今年のWorld Maker Faire in New Yorkへ来た人なら彼らのSwitchを憶えているだろう。その彼らが最新のプロジェクトを発表した。Netflix靴下だ。この靴下は、番組を見続けて寝落ちしてしまったとき(よくやるよね)、それを感知してテレビに信号を送り、自動的に番組をポーズしてくれるというもの。このアイデアはNetflixのユーザーたちから提案されたものから生まれた。技術面では、NetFlixのエンジニアが、去年、 FitBitをハックするアイデアを使っている。

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2015.12.25

米ドローン規制12月21日に発効、登録料は5ドル

米連邦航空局が遠隔操縦飛行機(FAA)の規制を真剣に考えているひとつの表れとして、FAAはドローン規制プログラムを発表した。これは12月21日に発効されている。FAA広報官によれば、ドローンが大量に売れるであろう年末のお買い物シーズンに間に合わせた形となる。

「間違えないでほしいのは、無人航空機の愛好家は航空パイロットであるということです。その称号には大きな責任が伴うのです」と、合衆国運輸長官、Anthony Foxxは言う。「登録することによって、そうしたユーザーと共に無人航空機を安全に飛行させる機会が生まれます。

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2015.12.21

SeeedStudioからWio Link IoTモジュール登場

現在、マイクロコントローラーボードやシングルボードコンピューターは、ほとんどがアプリ開発やモノのインターネットのデバイスの開発にパーフェクトなプラットフォームだと謳われている。私に言わせれば、そのほとんどが「キッチンシンク」ボードだ。なぜなら、問題に対処する際に、なんでも無線技術を投げ入れるからだ。SeeedStudio の新しいWio Linkは、そうしたボードとはちょっと違う。

Wio Linkはプラットフォームというより、エコシステムを形成している。

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2015.12.18

Arduinoの新型IoTボード「MKR1000」発表。1000台を無償提供

Arduinoは新型ボード、MKR1000を発表した。モノのインターネット(IoT)開発用のボードだ。

このボードは、「ネットワークの知識をあまり持っていないMakerでもWiFi接続が使えるようになる理想的なソリューション」とArduinoのZoe Romanoがボード発表の記事で述べている。

アメリカ国内ではArduino MKR1000という名称で、他の地域ではGenuino MKR1000という名称で販売されるこのボードは、Atmel ATSAMW25をベースに、オンボードWiFiとCryptochipを搭載している。

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2015.12.17

シェルスクリプトで動く4足歩行ロボット

YouTubeで見かけたAO_o10yanさんの自作ロボット。おもしろいと思ったのは、制御プログラムがシェルスクリプトとして書かれているところ。なるほど、Raspberry Piならそういうこともできますね。いろんなアプリと連携できそう。スクリプトのソース等、より詳しい情報は下記のブログで公開されている。

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2015.12.14

スクラップから作ったCNCマシンは2万円

CNC V0.6を3ミリのプラスティック板でテスト中。写真:Norbert Heinz

この数年、手頃な価格のデスクトップCNCマシンが大量に出回るようになったが、自分で簡単に作れると聞けば驚くだろう。格安のチップボード、Arduino、モーターブレークアウトボード、アルミのアングル材、それにトレイ式のCDドライブから取り出した歯車やサーボを使って、Norbert Heinzは信じられないほど安いCNCルーターを作ってしまった。トータルのコストは150ユーロ(約2万円)だ。