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2015.12.25

MakerCon 2015基調講演「オープンソースハード×デジタルファブリケーション×メイカーの掛け合わせがオープンイノベーションを可能にする」

MakerCon Tokyo 2015の基調講演に登壇したのは、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)だ。講演のタイトルは、MakerConのテーマでもある「“Open Innovation” by Makers」というもの。この後に続くプログラム全体において重要なキーワードとなる「オープンイノベーション」という言葉について、歴史的な経緯を振り返りつつ、聴取者とのコンセンサスを取り、そして現在の日本におけるオープンイノベーションの状況について整理した。

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2015.12.25

NetFlixのエンジニアがFitBitをハックして作った寝ると番組を止めてくれるNetFlix靴下

Netflixの連中がまたやってくれた。今年のWorld Maker Faire in New Yorkへ来た人なら彼らのSwitchを憶えているだろう。その彼らが最新のプロジェクトを発表した。Netflix靴下だ。この靴下は、番組を見続けて寝落ちしてしまったとき(よくやるよね)、それを感知してテレビに信号を送り、自動的に番組をポーズしてくれるというもの。このアイデアはNetflixのユーザーたちから提案されたものから生まれた。技術面では、NetFlixのエンジニアが、去年、 FitBitをハックするアイデアを使っている。

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2015.12.25

米ドローン規制12月21日に発効、登録料は5ドル

米連邦航空局が遠隔操縦飛行機(FAA)の規制を真剣に考えているひとつの表れとして、FAAはドローン規制プログラムを発表した。これは12月21日に発効されている。FAA広報官によれば、ドローンが大量に売れるであろう年末のお買い物シーズンに間に合わせた形となる。

「間違えないでほしいのは、無人航空機の愛好家は航空パイロットであるということです。その称号には大きな責任が伴うのです」と、合衆国運輸長官、Anthony Foxxは言う。「登録することによって、そうしたユーザーと共に無人航空機を安全に飛行させる機会が生まれます。

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2015.12.21

SeeedStudioからWio Link IoTモジュール登場

現在、マイクロコントローラーボードやシングルボードコンピューターは、ほとんどがアプリ開発やモノのインターネットのデバイスの開発にパーフェクトなプラットフォームだと謳われている。私に言わせれば、そのほとんどが「キッチンシンク」ボードだ。なぜなら、問題に対処する際に、なんでも無線技術を投げ入れるからだ。SeeedStudio の新しいWio Linkは、そうしたボードとはちょっと違う。

Wio Linkはプラットフォームというより、エコシステムを形成している。

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2015.12.18

Arduinoの新型IoTボード「MKR1000」発表。1000台を無償提供

Arduinoは新型ボード、MKR1000を発表した。モノのインターネット(IoT)開発用のボードだ。

このボードは、「ネットワークの知識をあまり持っていないMakerでもWiFi接続が使えるようになる理想的なソリューション」とArduinoのZoe Romanoがボード発表の記事で述べている。

アメリカ国内ではArduino MKR1000という名称で、他の地域ではGenuino MKR1000という名称で販売されるこのボードは、Atmel ATSAMW25をベースに、オンボードWiFiとCryptochipを搭載している。

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2015.12.17

シェルスクリプトで動く4足歩行ロボット

YouTubeで見かけたAO_o10yanさんの自作ロボット。おもしろいと思ったのは、制御プログラムがシェルスクリプトとして書かれているところ。なるほど、Raspberry Piならそういうこともできますね。いろんなアプリと連携できそう。スクリプトのソース等、より詳しい情報は下記のブログで公開されている。

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2015.12.14

スクラップから作ったCNCマシンは2万円

CNC V0.6を3ミリのプラスティック板でテスト中。写真:Norbert Heinz

この数年、手頃な価格のデスクトップCNCマシンが大量に出回るようになったが、自分で簡単に作れると聞けば驚くだろう。格安のチップボード、Arduino、モーターブレークアウトボード、アルミのアングル材、それにトレイ式のCDドライブから取り出した歯車やサーボを使って、Norbert Heinzは信じられないほど安いCNCルーターを作ってしまった。トータルのコストは150ユーロ(約2万円)だ。

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2015.12.11

新しいタグとiPhoneアプリで便利になった「MESH」(後編)— 野鳥観察カメラと手づくりパンの温度変化監視ツールを作る

筆者は、信州の山小屋と東京で半分ずつ暮らしており、山小屋では、既成の家電や道具は最小限に留め、できるだけ手づくりの暮らしを心がけている。庭にやってくる野生動物の監視カメラ、野菜の育苗器、自家製パンの発酵器など、つくりたいものは数あれど、ひとつひとつを自作するには時間がいくらあっても足りなさそうだ。そんななか、MESHの新しいタグとiPhoneアプリがリリースされた。手元にはちょうど解約して使っていないiPhone 5がある。これらを使えば、いくつか簡単に実現できそうだ。

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2015.12.11

新しいタグとiPhoneアプリで便利になった「MESH」(前編)—「これまで」と「これから」を開発者に聞く

MESHの新しいセンサータグ。左から「Motion」、「Brightness」、「Temperature & Humidity」

MESHは、ボタンやセンサーなどのさまざまな機能をもつブロック形状の電子タグ。iOS向けのMESHアプリとBluetooth LEでワイヤレス接続して、マイクやスピーカー、カメラ、タイマーなどのiOSの機能やソフトウェアタグと連携させて、さまざまなことが実現できるツールだ。2015年1月よりクラウドファンディング「Indiegogo」で支援募集を開始し、5月より出荷を開始。

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2015.12.10

Raspberry Pi ZeroはFRISKケースに収まるか?

Raspberry Pi ZeroはFRISKケースに収まるのだろうか? 結論から言うと「収まりません」。Zeroの基板サイズが65x30mmと聞いたときには「もしや?」と期待しました。でも、FRISKケース加工の熟練者だったら「惜しい」と思ったんじゃないでしょうか。FRISKケースの外形を計ると70x32mmなのでギリギリ入りそうなんですけど、引き出し状の2重構造になっていることから内寸は約28x67mmなんです。だから入りません。

でも、諦めきれずFRISKを舐めながらケースに基板をあてがって試行錯誤しました。