Electronics

2016.03.17

映画「インターステラー」のTARSを作ってみた

映画『インターステラー』に出てきたロボット”TARS”からは、ある種のリアリティーを感じました。人間にとってラクなインタフェイスを備えていれば(TARSは会話が得意)、ヒューマノイドである必要はないし、いっそ真四角の箱型のほうが宇宙船内でも場所を取らなくてよさそう、と。でも、あんなふうに歩き回ったりできるかね? という疑問もありました。

tsukan1964さんがTARSと同じ形のロボットを作って、同じように歩かせて、検証してくれました。細長い長方形の箱を4本並べて、マイコンとサーボを組み込み、TARSのように歩かせています。

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2016.03.16

このハンダごてを使う女性の写真は何もかもデタラメだ

ストック写真は広大な世界だ。いい写真もあるが、デタラメなものもある。

なかでも、特にMakerが気になるのは、下の写真だ。女性がハンダごてを使って複雑な電子基板を作っているところとある。ちょっと見たところではきれいな写真だが、よく見ると、彼女のハンダごての使い方に仰天させられる。ハンダごての持ち手ではなく、ヒーター部分を握っているのだ。スイッチを入れれば300度以上になる部分だ。細かい作業を行うときは、ハンダごてを短く持てたらいいと思う気持ちはわかるが、そんな持ち方をすれば、そのたびに手の平に大やけどを負うことになる。

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2016.03.14

開発ボードを知るための7つの特徴

ボードは2つのカテゴリーに分類できる。Raspberry Piのように「Linuxが走るもの」と、Arduino Unoのように「Linuxが走らないもの」だ。これは完全に好みの問題だが、機能と複雑さと消費電力とプログラムしやすさなどを計る上でも便利な分類方法なのだ。解説上の都合で、ここではLinuxが走るものを「高級(advanced)ボード」、走らないものを「基本(basic)ボード」と呼ぶことにする。それでは、いろいろなボードを見ていこう。

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2016.03.10

タミヤのギヤボックスでカメラドリー

台車にカメラを載せてゆっくり移動させながら動画あるいはタイムラプスを撮影するテクニックがありますね。ドリー撮影と称することが多いようです。お金をかけずにキレイなドリー撮影を実現するために、色んな工夫をしているDIY愛好家をYouTubeなどで見かけます。そういう人たちは、タミヤのギヤボックスキットを使っていることが多いみたい。

YouTubeでもっともシンプルでわかりやすい作例だと思ったのが777howlerさんの”DIY Ultraportable Camera Slider”。

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2016.03.09

心電図が見えるスマート名刺

仕事の関係で情報を交換する際に、今でも名刺はひんぱんに使われている。しかし、その後に連絡がほしい場合は、しっかりと目立つ名刺でないといけない。その点、MobilECGは、医療業界人への印象の付け方をよくわかっている。

MobilECGはハンガリーのスタートアップだ。医療診断用のオープンソースの心電図(ECG)ソフトウェアを開発している。ECGを知らない人のために説明しておくが、人の心臓の鼓動を折れ線グラフで示すものだ(ドラマの病院のシーンなどでよく背景に置かれているやつだ)。

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2016.03.04

Eben Upton(Raspberry Pi財団創設者)に聞いたRaspberry Pi 3

私たちは、Raspberry Pi財団創設者のEben Uptonに会い、Raspberry Pi 3、Model Bについて、それがRaspberry Piプラットフォーム、Raspberry Piの競争相手、この4年間で成長してきた巨大なコミュニティの未来になにをもたらすのかを聞いてみた。

「今日は私たちの4回目の誕生日です。私たちは800万ユニットを販売しました。

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2016.02.25

DS LiteにRaspberry Pi Zeroを組み込んだ人

RatnaさんはDS Liteのケースを改造して、Raspberry Pi Zeroと液晶ディスプレイを埋め込んでしまった。DSberryPiと名付けられたそのポータブルコンピュータはUSBだけでなくGPIOにもアクセスできるようになっていて、色んな目的で使えそう。工作の詳細はFlickrにまとめられている。

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2016.02.18

エレクトロニクスと歯車による時の可視化

真壁友さんの新しい作品が伊勢丹新宿店で開催中の『近未来美術展DOORS』で公開されている。「時の可視化」というテーマを継承しつつ、最新作はメカニズムが大きく変更された。電子回路を組み合わせて、クオーツ時計を実現している。機械式時計のプロジェクトは、当ブログでも何度か紹介したが、クオーツムーブメントを作る試みには予想外の新しさが感じられる。10分間に1度、レールの上を転がる球が時を告げる仕組みもかわいい。

開催は2月22日(月)まで。27組のアーティストによる作品が並ぶ。

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2016.02.15

レコードのようにカセットテープをスクラッチする組み合わせ式システム

Makerプロジェクトの中でも、音楽関係のイノベーションが大好きだ。コンピューターやバイオハッキングや天文学といった分野には計り知れないものを感じるが、音楽は、その表現方法が限られているメディアであるために胸を打つのだと思っていた。だがその考えは、Scratchetteによってくつがえされた。

フランス人ミュージシャンのAlexis Malbert(またの名をTAPERTRONIC)は、90年代後半からレコードやCDやテープや電子回路など、さまざまなメディアを使って音楽のハッキングを行い、ヨーロッパ中のアートギャラリーでライブショーを行い、その創造力を披露している。