Fabrication

2013.04.08

3Dプリンターは世界を救うか?

3Dプリンターの人気が爆発して、製造業から起業家精神まで根底から変えてしまう勢いだ。3Dプリントを悪く言う人もいる。大騒ぎするほどのものでもないと言う人もいる。しかし私は、ものをデザインしたり作ったりする方法に革命をもたらすという以上のものが3Dプリントにはあると信じている。究極的には、第三世界の人々の力を引き出し、彼らの人生を変えてしまうほどの劇的な力があると思っている。

だから私は、re:3Dに注目している。彼らは、私たちが当然と感じているインフラを持たない発展途上国で使える大型のプリンターを開発している。

Fabrication

2013.04.05

ジョージア工科大のMakerスペースは高等教育のモデル

Georgia Tech’s Invention Studio。
「私たちは、Makerムーブメントをエンジニアリングとエンジニアリングスクールに戻そうとしているのです」と、下のビデオの終わりにGeorgia Tech’s Invention StudioのMakers Clubの一員が語っている。

Invention Studioは学内のMakerスペースだ。24時間、あらゆる教員、学生、スタッフやあらゆるプロジェクトに開放されている。クラスでの利用だけではない。

Fabrication

2013.04.03

DeltaMaker:ロボットと3Dプリンターの結合

先日、Kickstarterで成功を収めたDeltaMakerは、デルタロボットのプラットフォームで作られたエレガントな3Dプリンターだ。デルタロボットは、その驚くほどの速度と敏捷性に定評があり、何十年間も工場での物品の取り出しと梱包に使われてきた。DeltaMakerは、MakerSlideアルミ押し出しフレームにDelrin V字ホイールとベアリングを組み合わせて作られているため、通常のプリンターよりも動きが速い。たとえば、低速な長ネジと違い、Z軸方向の動きに制約がない。

Fabrication

2013.04.02

知的所有権と自家製造の未来

知的所有権と、安価で分散型の積層造形法の衝突は避けられないものであり、予測が可能だった。これは決定的な戦いのひとつであり、良かれ悪しかれ、世界を変えるものだった。

対立は明白だ。特許と著作権は保護と独占のためにあり、一方、製造が後に続く開発の分野では、アイデアの創造、共有、改良が際限なく続くことが要求される。商標はブランドの管理であり、現実にはアイデンティティだ。その制度はこの分析には含まれない。

これから数年のうちに、この問題は前面に出てくる。従来型の設計や製造業者は売り上げの落ち込みを嘆くことになる。

Fabrication

2013.04.01

3Dプリントのスーパーヒーローフィギュア名刺

「これなら、名刺が他の人のに紛れることなく、印象はトップ。少なくともデスクトップには置かれること間違いなし」

ネットワークの外にいるとき、あなたは四角い平らな紙きれに自分の情報を印刷して人に渡すことができる。しかし、それがもし 3D プリントした、あなたがスーパーヒーローになったフィギュアで、その裏にメールアドレスが書いてあるものだったらビックリするだろう(そして記憶に残る)。 アムステルダムのインタラクティブデザイン事務所、Resoluutは、それを実践している。

Fabrication

2013.03.30

トップ3Dサービス:パート2

パート1では、3Dプリントの2つの重要な鍵となるスライシングとCADのソフトウェアを紹介したが、今週は、実際にマシンを使うためのものと、いまだ発展途上のDIY 3Dスキャンの分野に斬り込もうと思う。前回同様、すべてのサービスは無料(またはほぼ無料)で使える。
3D CAM
CAM = Computer Aided Manufacturing(コンピューター支援製造)、つまり、マシンの動きをコンピューターでどのように正確に制御するかということ。ここで紹介するもののほとんどが、無線プリントに対応しているのがうれしい。

Electronics

2013.03.26

Board Forgeのパーツ配置ロボット

Board Forge v1.0

レールとスライド

バキュームヘッド

パーツの列

バックエンド

たくさんのチューブ

有名なシカゴのハッカースペース、Pumping Station Oneとのコラボで生まれたBoard Forgeは、6人で起業した、業務用グレードのオープンソースのボード組み立てロボットを開発する企業だ。SXSW Createにて、私は創設者のJeff McAlvayと工業用電子回路の組み立て装置の一般化について話をしながら、プロトタイプのバージョン1.0の写真を撮ることができた。

Fabrication

2013.03.22

おもちゃの未来 – Alice Taylorインタビュー

Alice Taylorは、ロンドンに拠点を置くMakieという3Dプリントで作ったアクション人形のメーカー、MakielabのCEO。客は、Makieのウェブサイトで、顔の表情、髪型、目や肌の色、服やアクセサリーをデザインできる。いろいろなポーズがとれる身長10インチ(約25センチ)の人形は、ロンドンでプリントされて出荷される。MakieとAliceにとって、これは長い冒険の始まりにすぎない。

私は、彼女がおもちゃで遊び、ギークたちと働き、3Dプリントを一般大衆に広めるというMakielabと歩んできた冒険について話を聞いた。

Electronics

2013.03.22

トップ3Dサービス:パート1

正直に言おう。3D CADを習得するのは難しい。パーツを三次元的に操ったり視覚化したりできるように頭を鍛えるのは高度な技だ。では、どこから始めたらよいのだろう? うれしいことに、誰にでも使える3Dデザインのための無料ツールが多く出揃っている。ダウンロードすら必要のないものも少なくない。シンプルなウェブアプリでも、かなり使える。

そこで、3Dパーツを扱うためのリソースを集めて、2回にわたって紹介しようと思う。今週は、3Dプリントの最初の2工程となる3Dパーツの製作とスライシングのツールを紹介する。

Electronics

2013.03.21

3Dプリントが主流に

3D SystemsのAri Reichental

サンフランシスコのフォートメイソンで、プレゼンテーション、消費者向け電子製品、イノベーションの2日間のイベント、Engadget Expandが開催された。最初のパネルディスカッションは、3D Systemsの社長兼CEOのAri Reichental、カーネル大学工学准教授のHod Lipson、 Formlabsの社長兼CEOのMax Lobovskyを迎えての、「3D Printing Goes Mainstream」(3Dプリントが主流に)というテーマのものだった。