Electronics

2018.08.04

Maker Faire Tokyo 2018レポート #2|ハイレゾオーディオとGPSに対応するマイコンボード「SPRESENSE」

Text by Yusuke Imamura

ソニーセミコンダクタソリューションズは7月31日に発売したマイコンボード「SPRESENSE」(スプレッセンス)を展示している。メインボードの大きさは約2センチ×5センチ。0.7ボルト駆動と低消費電力ながら6コアの強力なCPUを搭載しているのが特徴である。またハイレゾオーディオに対応したオーディオ機能、GPSとGLONASSの信号を受信できる測位機能をメインボード内に持つ。開発にはArduino IDEを利用する。

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SPRESENSEのメインボードは定価5,500円。黒い基板とシャープなエッジで精悍な印象

メインボードと同時発売の拡張ボードはヘッドホン端子やマイク端子、microSDカードスロットを備える。また拡張コネクタはArduino互換のピン配置で、一部Arduinoシールドを装着、利用できる。

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SPRESENSEの拡張ボード。定価3,500円

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SPRESENSEに拡張ボードと500万画素のカメラモジュールを装着したところ

アドオンボードはカメラモジュール(今秋発売、価格未定)のほか、BLEやWi-FIモジュール、各種センサモジュールが発売予定とのことだ。

会場ではジャンケンの手を判別するデモンストレーションやスマートスピーカーなど、さまざまなデモンストレーションが行われていた。

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会場でのデモンストレーション。カメラでジャンケンの手を判別する

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スマートスピーカーのデモンストレーション